手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

次々に無くなる懐かしい学校・・・・

2007-06-07 19:52:37 | 随想
 先日、高等学校の統廃合の計画が発表になった。その中に沼田高校が入っている。驚いた。  昭和28年、大学を出て初めて勤めたのが沼田高校だったのです。当時、全日制普通科が2学級、定時制農業科1学級、それに定時制普通科(夜間)が、募集停止になっていたが、最後の生徒として、2年4年各1学級があった。  当時の沼田は、浅野・昭和の二つの炭鉱を抱える豊かな農村地帯でした。この沼田で11年間勤めて、美唄東高校に転出したのでした。私は、勤めて2年目から定時制農業科の勤務と成りました。当時の農業科の生徒の多くが、農業の後継者として村に残りました。今たぶんその当時の生徒の孫たちの時代に入っていると思うのですが、炭鉱は早くに閉鉱し、純農村になっていたのです。しかし、農村としてはかなり豊かな地域と思っていましたし、私が離れてから始まったのですが「夜高アンドン祭り」などでかなり有名になっていましたので、まさか沼高が閉校になるとは思ってもいませんでした。  時代の流れ・・・少子化の波に飲み込まれたのです。改めて思い返すと、私が育つた小学校、上川の東雲小学校の閉校式に3月行ってきたばかりでした。また、沼田から転任した美唄東高校も、美唄南と統合して既になくなっているのです。  仕方が無いといえば其れまでですが、この状態が続くと日本はどうなるのでしょう。上川も沼田も、農業の後継者すらいなくなる。すると村自体が消滅?なんてことにならないのでしょうか。まだ、今は教え子の子供たちが頑張っているのでしょうが、この先が心配です。  懐かしい学校が消滅していく寂しさ、その向こうにあるのは何なのか・・・
コメント
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