教育委員会へのお願いとするのが適当か、地方行政機関へのお願いとすべきかわからないが、提言があります。
「義務教育の学校で、一年に一回でもいい、伝統芸能を聞かせる機会を作ってほしい」という提案です。伝統芸能といっても、そんなに大げさではなく、その地域の文化団体に協力して頂き、民謡・詩吟・筝曲・三味線・尺八などを一時間くらいでいいから、聞かせてほしいのです。
私は、詩吟を教えていますが、吟界をみると、高齢化が進み、衰退の傾向が顕著です。これは民謡や、日舞などでも同様です。
私が詩吟を初める土台に、小学校と旧制の中等学校で、先生が詩吟を聞かせてくれたことがあります。実際私のお弟子さん達にも、そのような方が沢山いらっしゃいます。
最近の先生方で、詩吟を生徒に聞かせるような方は、極めて珍しいのだと思います。それだけに動機付けをされている若い人が少ないということで、少子化もあるでしょうが、詩吟のに限らず、伝統芸能に興味を示す若い人が少ないのです。
小中学生で詩吟や民謡、日舞をやっているような人は大抵、身内にそれをやる人がいるのがほとんどです。これは、聞いたり見たりして興味を持ったのです。
何とか、そんな機会を教育の場に設けてほしいのです。これを地域の文化活動推進の一環として、実現できるよう、具体的な運動に高めたいと思っています。
こんな考えに賛同してくださる方がいましたら、是非、コメントをください。