今年になって、手稲文化協会から俳句と短歌の団体が退会した。会員が減少して、文化祭での展示も出来なくなったという。俳句はニ団体あったのですが、新しい会が駄目になりました。短歌は文化協会の歴史と重なる伝統のある会だったのです。
他の各団体も、会員数の減少で悩んでいるところが多くなってきました。特に、民謡・日舞・詩吟などです。高齢化といいますが、老人数はどんどん増えているのです。しかし、新しく老人の仲間に入った方達は、これらのサークルにほとんど入ってくれないのです。
かつては、どこの職場でも職員のサークル活動が盛んに行われていて、その経験者が定年後地域のサークルに入ると言う形がありました。しかし、今は職場のサークルは全くなくなっています。
団塊の世代が老人の仲間になったら、きっと沢山仲間になってくれるだろうと期待したのは間違いでした。知的サークルといったら語弊があるかもしれませんが、一寸肩のこるようなサークルは全く敬遠されています。こんな状況をどうやって改善すればいいのでしょう。詩吟だけでなく、手稲文化協会の存亡にもかかわると思います。