手稲区は地域文化の振興がうまく進んでいるのだろうか。何か足りないものを感じる。
地域文化の発信元となる地区センターなどの活動を見ていて思うことだけれど、設定される講座に教養講座(文学・芸術・芸能)がほとんど開設されていない。開設しても受講者がいないと言うのですが、実際そんな講座の募集も見たことが無い。
10年ほど前に私は稲苑大学(老人大学)に所属しました。その頃の講座には、短歌・俳句・民謡・ダンスなども入っていて、そこから会員が生まれたりしていましたが、最近はそのような講座かあるのかどうかも分からない。稲苑大学の3期生くらいだったでしょうか、20人くらいが詩吟に入って一団体として文化協会に加入したてことがありますし、今年退会になりましたが俳句の団体も出来て、文化協会に加入したこともあったのです。稲苑大学のOB会ではいろいろのサークルを作っているようですが、パークゴルフとかカラオケが中心みたいで、そのあたりにまとまって、今ひとつと言った感じです。
中央区に行けば、NHKとか道新とか、放送局などが主催する文化講座があるのですが、手稲区にはそんな計画は無く、文化協会も既成のサークルをまとめているだけですから、何かこのままだと、文化活動は衰退の一途をたどるように思えてならない。
いろいろな分野で講師をボランティアでもやってくれる人は手稲にも沢山いると思うのですが、そのような埋もれた人材を活用しての、文化活動振興策を区として考えてもらえないものなのでしょうか。
手稲に30年も住んでいますが、手稲で文化講演会を聞いたことも無い。文化協会で講師を呼ぶことも出来るかもしれないけれど、会場費などの問題があつてできないのが実態です。
一年に一回くらい、文化講演会を区が開催するなんてことは無理なのでしょうか。