紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ2019産種子、発芽試験

2019-10-15 19:45:54 | 日記
「本年度産のムラサキの種の発根試験」
本年度産のムラサキの種子の減収は免れない様だ。
従って落ちこぼれそうな種を見つけては、1茎1茎カットして集める。今の処、合計50g程度だ。
1粒も落とすまいとビニール袋入れるのだが少し触れただけで落ちる種がある。


種子の白化現象がある。
茎が枯れて、葉が枯れ落ち種が残ると種は白化する。その内未熟な種子は選別作業で除外種となる。
茎が緑を保ちながらの白化は、完熟種か未熟な種かは不明である。未熟種であれば選別作業で除外種となる。
結実してから長く風雨にさらされての場合は選別作業で残る。


完熟した種である。簡単にはこぼれ落ちない。

茎を完全に乾燥させると、割合種も簡単に落ちるが割れた葉も沢山落ちる。 種の選り分け作業が一仕事となる。葉が乾燥で割れない内に種を取り出す。

この容器バットは銅版画腐食用で底部に凸部があり、種の選り分けに好都合である。斜めに傾けるとコロコロと種が集まる。ゴミは凸部に残る。4.7gであった。

9月に採取した種で2週間の低温発芽処理を終えて、発根試験を行う。
3日間水に漬けた種を取り出し、テイッシュペーパーで包む。10/7


今年から定番となった発根セットでスタート。(10/10)

予定の5日後発根2粒を確認。用意したポットに移して発芽を待つ。
保温設備はない。最高気温は17,8℃、最低気温は8℃である。

    「はつがみて こころがなごむ おいのひび」
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