「紫草分枝の生育、盛んなり」
この時期の紫草は、盛んな生育を見せて世話の仕様が無い。
分枝は株元近くから、他の枝に負けじと続伸する。
分枝の先端の成長点は隣り合う先端と競う様に伸びる。
箱形栽培装置では、お互いに競う合う密生状態で、手を入れる事も出来ない。
手出し無用の状態になって仕舞う。
筒型の栽培装置も分枝を伸ばし、支柱1本を添えてやる。
分枝数が多くなれば、株元から出て伸びる分枝を軽く纏めてやる必要がある。
花を付け始めた分枝は40〜60cmと続伸して行く。
長雨の期間、枝が伸びたが花は無し、種もなしの分枝を見て
自然環境下での生育の有り様を改めて知る。
株元は木質化して分枝は3本伸びて、更に2個の分枝の先端が出て来た。
まさか、来春の芽ではあるまい。
ただ、日は短くなり、気温も日が進む毎に下がる一方である。
霜がくれば、葉は黄変し、来年の芽は地中に用意して生育は休眠期間となる。
あと、1ヶ月が残された生育期間である
低温処理を済ませて、秋苗を準備する事にする。
10月中に発芽すれば、翌年10月まで1年間の生育期間を得る事になる。
今成育中の紫草の多くは、昨年10月発芽の秋苗の栽培である。
「しろきはな ひととせをえて ながくさき」
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