紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

発芽処理期間の再検証

2018-11-08 16:44:30 | 紫草栽培
「紫草の種は低温保存を経て発芽への兆しを得る」
低温保存の温度はどれ位なのか、また保存期間も何日必要なのか改めて検証して見る事にした。
自然環境下では自然に任せるより他ないが、寒冷地に限られた事である。
寒冷地と言っても、ご当地が該当するかどうか不明な地域もある。

温度0℃で3週間という条件が、初めて得た情報であった。
この条件のクリアー方法も課題でもあった。
幸い当地、長野は寒冷地中の寒冷地である。
種を入れたパックを梱包用プチプチ緩衝材で包み、庭先に置いた。
間も無く、雪が積もって置いた場所も解らなくなってしまう。
雪解けの時期も過ぎて、種の保存の事も忘れていた。
庭先に転がっている包みを見て、ようやく思い出した。
この種は、よく発芽した思い出がある。2013年の事である。

それと同じ条件を満たせば、発芽は年間いつでも発芽してくる。
今回は最低保管期間を探す検証が閃いた。


パックに入れた種を冷蔵庫内にそのままで9/20〜10/18保管。
約4週間にわたる。冷蔵庫内は7℃前後である。
室内気温15〜25℃での保管に移行する。


10/29、10日後に1粒が発根する。後は続かず1粒のみであった。
低温保存の温度は冷蔵庫の7℃では、稀に発芽する程度という結果である。


この稀な発根1粒は11/5 1週間後に発芽してきた。
室内気温10〜23℃


残り種をチャック袋に入れ、新たな種を20粒加えて氷温保管にする。
冷蔵庫内で保管するが、氷は一晩で解けてしまう。10/30より。
20粒は1週間毎に5粒を室温保管に移行する試みである。


11/7 5粒を室温保管に移行。5分の1の確率では検証には少々無理がある。
室内温室を処分した故、育苗場所がなく仕方がない。


     「なにゆえと とわれておもう ひらめきと」
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