釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】ショウサイフグと真鯛の刺身、ショウサイフグの漬け丼、真鯛の酒蒸し

2019-10-09 06:00:00 | 釣魚料理
握り寿司で満足した翌日以降も釣魚料理で責めますよ。

日を追うごとにかみさんから難色を示されるも、強行突破っす。


(真鯛は蒸す。間違いなし。)

真鯛は、一番好みの食べ方と言える酒蒸しに。

かみさんと次男用に切り身も入れるけど、主役は頭とカマ。
ムッチリモチッリとしたキメ細かい身は絶妙の脂の乗りで、ポン酢でいただくとこれが絶品!


(頭は長男と片方ずついただく。)

比べて分かる、かつて食べた73cmの大鯛がいかに大味だったかことか。
これが本当の東京湾天然真鯛の実力なんだな。
お見逸れしました。

この真鯛、買ったら幾らしちゃうんでしょうね?
真鯛船に乗る確たる理由が見つかったよ。


(漬け丼。)

(漬け茶漬け。)

ショウサイフグは多めに漬けに仕立てて丼とお茶漬けに。

元が刺身で最高に旨い身なんだから、漬けにしても最高なのは間違いない。


(集合写真。)

天然真鯛と絶品ショウサイフグの食卓とは、なんて贅沢なんでしょう。

貧果で苦しみ、ようやくリベンジを遂げた証としてはこの上ないご褒美だね。


(いいね。)

数日経ち身が緩んできたイナダは塩焼きにしてみた。

脂は少ないものの青魚の旨味をさっぱりといただける。
塩焼きいいな。


(脂が凄いぞ。)

真鯛のアラは骨まで愛すために潮汁に。

出汁取りの最中から甘い香りが立ち登り、澄んだ汁の表面には数多くの脂の輪が浮かぶ。
種には切り身をひとつ浮かべる。

これもさすがの一言。


(ラストの刺盛り。)

最後は刺身で締める。

真鯛は炙りと通常版でショウサイフグと相盛りにする。

4日寝かせた身はハリが衰える替わりに旨味は増幅される。
真鯛、ショウサイともこの時のがバランス的に絶好調ではなかろうか。

家でこの刺身を味わえるのは釣りをやればこそだね。


(醤油は会津で買ってきた会津藩御用達のヤツ。)

これで釣果は全て完食。
釣果と魚種のバリエーションにも恵まれて、久しぶりにガッツリと釣魚料理を堪能した。

本当に久しぶりに幸せを噛み締めましたよ。
口福ですな。


🐡

【食】ショウサイフグ・マダイ・イナダの握り寿司、ショウサイフグの刺身

2019-10-07 06:00:00 | 釣魚料理
9月21日(土)の野毛屋さんへのショウサイフグ釣行はツ抜けに加えて多彩なゲストも揚がり、久しぶりに満足の釣果。
本当に久しぶりですよ。

これは豪華な食卓にせねばならん、と気合いに充ちてますぜ。


(天然真鯛もいますよ。)

釣行当日は、小型が多かったショウサイフグでのお楽しみ、刺身を味わう。

真鯛を始めとした他の釣果は下処理までして寝かせておく。
翌日以降のお楽しみですよ。


(どうよ、この艶。)

身に張りがあるおチビなショウサイを数匹下ろすと、少々後ろめたさを感じるものの、透明で艶やかな身にテンションが上がる。
これは絶対旨いヤツだよ。

箸で摘まんだ感触からして違う。
ポン酢でいくと、モチッとした歯触りに、湧き出る期待を裏切らない濃い旨味。
いやー、最高だー。
(*≧∇≦)ノ

間違いなくこのフグ刺はトラフグを超えるよ。
食べたかったら野毛屋さんで釣るしかないね。


(仕込みは上々。)

翌日は気合いを入れて初となる、釣魚で握り寿司に挑むため、酢飯を仕込んでネタを切りつける。

ショウサイフグは素と塩フグの2種類のネタ。
更に、真鯛、シロギス、イナダと全ネタが釣果のみ。
これをやってみたかった。

4人前を片っ端から握る。


(撮影用の5カン。)

上の写真は左から、イナダ、シロギス、真鯛、ショウサイ塩フグ、ショウサイフグ。

シャリは小さめに握ってるから素手で摘まんで一口でパクっといく。
シャリとの相乗効果かそれぞれの魚が刺身とはまた違う味わいを見せる。

旨い!
旨すぎる~。
自分で感心する自画自賛の出来と自宅でこれを味わえる幸せに、釣りをやってて良かったと心底思える。
家族皆が絶賛ですよ。

久しぶりに吊り棚の奥から寿司桶を出すと言ったら、ブーブー文句を言ってたかみさんが、仕舞う時には取り出しやすい手前側に置いといてと言う。
味をしめたようだな。

これは定期的に握らねばならんね。


🍣

【食】「うえんで」で会津ラーメンを食す (家族旅行・会津若松 2日目)

2019-10-05 05:45:00 | 日記
会津若松に行ったら良く行くラーメン店が「うえんで食堂」。

かみさんと結婚して初めて会津若松を訪れた時に、今回一周忌となった叔父さんに連れて行って貰った。
かれこれ二十数年前だけど、以来お気に入りのお店だ。

「うえんで食堂」は会津線の芦ノ牧温泉駅近くにあるけど、2019年4月に会津若松市内の山鹿町に2号店がオープンした。

こちらは「食堂」は付かず「うえんで」という店名。

これは行かねば、と2日目のお昼に訪れましたよ。


(看板が真新しい。)

(暖簾も新しいね。)

店舗はカウンターのみで、お洒落な雰囲気。
14時に入ってちょっとだけ待った。

メニューは定番の中華そばの他に塩ラーメンや味噌ラーメン、つけ麺もある。
麺は中太か手打ちの極太を選べる。

ここは当然、かみさんとともに中華そばの手打ち極太麺を注文。
子供らは会津山塩ラーメンの極太麺をチョイスした。


(お洒落だぞ。)

出てきたのは白いおしゃれなどんぶり。
本店は模様入りのザ・中華のレトロなラーメンどんぶりだったはず。
具材は本店同様にシンプルだ。

まず、スープを啜る。
これよ、これこれ。


(この麺だよね。)

ブリブリの太麺を啜って噛み切る間際の唇に伝わるムチモチ感、これが堪らんのよ。

隣のかみさんと目配せして頷き合う。
麺もスープも本店と変わらないな。

いつもは市内から車で往復1時間を掛けて本店に行ってたから、市内でこれがいただけるのはありがたい。

家族皆で大満足。

今度来たときは会津山塩ラーメンをいってみよう。


🍜

【感】ブログ開設4周年

2019-10-04 05:58:00 | 雑感
本日10月4日で当ブログが開設から4年となりました。
ご覧いただいている方々に感謝申し上げます。

コンスタントに釣りに行って、週1更新をキープ出来てるものの、最近はバックログを抱えて週3更新でもネタの消化が追い着かない状況。

でも、相変わらず遅筆なんで、鮮度が落ちる数週遅れでお届けすることはご勘弁ください。
寝かせることでアカメフグのように熟成して旨いネタになってると思いたいですが、どうでしょ?

さて、この4年目でのトピック。
一番は大型真鯛を揚げたことでしょうか。


(73cm、4.6kg。)

普段からテクニカルな小物系の釣りばかりで大物に接する機会が少ないから、自分史上最重量の一尾でした。

リベンジ中の野毛屋さんのひとつテンヤじゃなくて、一俊丸さんのLTヒラメで揚げたのが何ともなのですがね。
ついこの前もショウサイフグ釣りで揚げたし。
今度こそゲストじゃなく本命で獲りたいですね。


(今年は貴重なのか?)

相変わらず湾フグ釣りにハマっていて、修練に励んでいるものの、今年は低迷が続きました。
今年初のツ抜けが、ついこの前の9月21日とはどんだけ苦しみ悶々としたことか。

不如意なのが釣り。
苦しみがあるから喜びもあるのです。
と自分に言い聞かせてます。


(タコと、)

(イカ。)

軟体系の釣りを始めたのも新たな開拓です。
スミイカはテンヤ釣りのための専用ロッドを買ったし、今年絶好調のマダコに乗っかるため、エギタコタックル一式を揃えました。

軟体系は釣り味より食味が勝る釣りもので、毎年コンスタントに乗りたいですね。
年末年始の食卓向けにアカメ、マダコ、スミイカの共演を狙いたいところです。


(腕も磨かないとね。)

JOFI神奈川の活動も継続して3年目を迎え、中堅若手(?)として更なる活躍をしていきたいと思ってます。

釣りから離れると、大きなトピックが消費増税。
この10月から消費税が10%になり、船代が上がり、エサ代も、仕掛けや道具代も、チリツモでどんだけ少ないお小遣いにインパクトが出ることか。
かみさんに2%+αの小遣い値上げ交渉をせねばなりますまい。

増税分きちんと世の中を良くしてもらわないと恨みますぜ。

5年目に突入し、これからも釣行記録と揺れる心情をつらつらと綴って参ります。


🐡

【釣】信じて出撃し戦友と共にリベンジなる (2019/09/21 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-10-02 06:00:00 | 釣り
夜中に目を覚まし、急遽釣行を決めた野毛屋さんへのショウサイフグ釣行。

待ち行列は4:45着で6番目。
やはり前日の撃沈釣果が災いしてか、お客が少ない。
しかも、先行の方がアジ船でフグ船の席札は両大艫が取られてるのみだから、難なく左舷舳をゲットしましたよ。


(毎度。)

受付後、宿前にいたユキちゃんに挨拶すると開口一番、

「昨日、バチが当たってましたよ」

との報告を受ける。
昨日釣行しオデコだったT1さんことだ。

本当は今日一緒に来る予定だったんだけどね。
安きに流れて抜け駆けしようとするからだよねー。
と、T1さんを肴に盛り上がった。

しかも、会話の途中でユキちゃんが当ブログを見ていることが判明。
こりゃ滅多なことは書けないぞ。


(第二忠丸は出船せず。)

更に宿前で、LTオニカサゴ、フグと2度お隣になり、都度お互い貧果に終わってリベンジだーと話し合っていた戦友と思える方と再会。
お互いの近況を報告し合うと、やっぱり二人ともリベンジ釣行だった。

前日の撃沈を物ともせず敢えて死地(かも)に赴く勇気をお互いに称え、今日は左舷と右舷に別れたけど頑張りましょうね、と励まし合う。

たとえ撃沈だったとしても戦友と一緒なら慰め合えるでしょう。


(いざ出船。)

ユキちゃんから聞いて、船上で健船長に確認すると、今日は大きく作戦を変えるとのこと。
もしかして、と思っていた場所の予想が的中してテンションが上がりましたよ。
これは期待出来るか?


(潮はこんな感じ。)

左舷6名、右舷3名の余裕の釣り座で出船、中乗りしたユキちゃんは右舷に釣り座を構えてる。

曇り空に風がそよそよだからサロペットを着込んでも過ごしやすい。
少々うねりがあり、潮は緩やかに流れてる。


(ちょっとうねりあり。)

釣りを開始して早々、うねりで上下する中、微妙なアタリを見極めてアワセ一発、ファーストヒットをいただき!と揚げてみると、


(型良いよ。)

シロギス。

良型のシロギスは嬉しいゲストだ。
この後、もう1匹追釣する。

船長から「型見たよ」のアナウンスもあり、魚の活性は悪くなさそうだ、と思っていると、誘いでガツン!と来た。

竿先が突っ込んで、なかなかの大物だ、と期待して揚げてみると、前回と同様にとぐろを巻いたウミヘビ。
またもや早々にカットウを切り刻むことになる。

お隣の方はウミヘビを3匹揚げてた。
どんだけいんのよ。


(1匹目。)

カットウを付け替えて誘っていると、チョンと竿先にショウサイらしきアタリが出る。
前のめりに集中して竿先を見つめ、次のアタリで反応して掛ける。

抜き揚げると、ちょっと小いさいショウサイフグ。
前回はあがり間際に揚げたのが、開始20分で獲れると気分が楽だね。

周りを見ても小型がポツポツと揚がってるし、寄りフグのようなサイズで数が期待できる流れだ。
刺身は小型の方が旨いから、食でも楽しみだ。

この後も間を置かずにアタリが出てコンスタントに揚げるも、やはり小型が多い。
船長に確認すると、キープは17cm以上とのことなので微妙なヤツはメジャーで計測しましたよ。


(5匹目。)

ツ抜け折り返しの5匹目が8:45。
このペースなら余裕でツ抜けそうだぞ。

でも、小型が多いからかアタリがあっても掛けられない空振りも多くてハイペースでエサを消費する。
結局、この日はエサを3回お代わりしましたよ。


(嬉しい今季初。)

順調に数を重ねる中で、ちょっと引きが違うぞ、と期待とともに姿を見せたのは今季初となるアカメフグ。

愛しのアカメに会えて嬉しいよ。
熟成の後に美味しくいただきますよ。


(ツ抜け!)

10:00にフグでは今季初のツ抜けを達成!

このところの貧果と、これまでの一桁釣果にどれだけ悶々としたことか。
やっと、やっとのことリベンジ達成と言えるだろう。
長かったー。

たまに舳側に顔を見せるユキちゃんに釣果を尋ねると、この時点でダブルスコアの22匹ですと。
これが中乗り仕事をしての合間の釣果なんだから、やはり次元が違うな。


(11:30に15匹目。掛かり所が悪いけど。)

数を重ねるものの、リアランサーだからか穂先が柔らかい分アワセた時のタイムラグが大きく、ショウサイが小型だと掛けられない。

アワセても空振りが多くて、掛かっても腹とか尻尾とが目立つ。
寄りフグサイズにはリニアに操作できるAllegroの方が良いかもな。


(午後の第三忠丸。)

空振りが多いものの15匹を超えて晴れ晴れと喜びを噛み締めていると、我慢の釣行を重ね、リベンジで繰り返し返り討ちに会ってきたこの身に、釣りの女神様が更なるご褒美をくれる。

誘い下げでガツ!と明確なアタリで掛けるとグイグイ竿先が突っ込む。
大物の感触にドラグを緩めて巻きに入ると下に突っ込む引きとともにドラグが出ていく。

船長に声を掛けるとタモを持って横でスタンバってくれる。
やり取りしながら、下に突っ込むよ、と伝えると、「真鯛かな?」と船長。

そう。
紛れもない鯛の引きだ。
あとは色。
赤か黒か、どっちだ?


(赤でした!)

揚がってきたのは赤い魚体!
綺麗な真鯛だ。
野毛屋さんで一つテンヤもリベンジ種目だから、秋になったら乗るね、とユキちゃんに言ってたのに。
思わず口に付いた言葉、「テンヤで獲りたかったー」が本音だよ。

健船長からは、カットウはテンヤみたいなもんだから一緒だよ、と言われる。
見に来たユキちゃんに、真鯛船に乗る必要が無くなっちゃた、と告げる。

真鯛は50cm前後、1.5kgぐらいかな。
野毛屋さんで真鯛を揚げたならリベンジなったで良いでしょうか。


(青も来たぞ。)

更に、回収中の仕掛けにイナダが掛かること2回。
お土産が増えたぞ。

そして沖あがり。
ようやく満足の釣果で晴れ晴れと終えることができた。


(沖あがり。)

戦友の方も数釣りが出来て、マゴチも獲ったそうだ。
二人してリベンジ成り、伸び伸びとおおらかに会話が出来る。
前日の撃沈釣果を押して乗ったからこそのご褒美だね、と話し合った。

渋々の中でやっと獲れる1匹、活発なアタリでの数釣り、思いもよらない良型の釣り味、苦しみ悩みもするけど苦労の末に遂げるリベンジ、これらがあるから釣りは楽しいんだよね。

満足、満足。

・ショウサイフグ : 17(リリース3)
・アカメフグ : 1
・マダイ : 1
・イナダ : 2(リリース1)
・シロギス : 2
・サバフグ : 2(リリース2)
船中2~32
中潮


🐡