朝の新聞に65歳以上の高齢者のうち推定で15%強の人が認知症だと出ていた。
さらに新聞のコラム「私の視点」には、認知症の発症率が高まる75歳以上の高齢者全員について、公費負担による認知症検査の制度を設け、早期発見・早期対応の仕組みを作ることだ。と提案されていた。
高齢になると認知症の脅威はだれにでもある。新しい制度は歓迎だが、いざ検査を義務づけされるとなると少し気が重くなる。
家庭内の誰かが認知症になると、家族の負担は肉体的にも経済的にも耐えられないという。まして高齢の夫婦二人だけの世帯では老老介護となりその負担はさらに重くなる。
高齢者の仲間入りをしてからは、認知症対策として私なりに3つを考えている。ところが実行するのはなかなか難しい。
認知症対策その1は真向法。
効果のほどは別にして1回が3分で終わるところがよい。使い古して堅くなった体を前に曲げ、後ろにそらし大変な努力がいる。その格好といったらない。朝と夜2回だが〝うちの奥さま”に笑われながらこれはどうやら続いている。
その2は入浴健康法。
湯船につかるかシャワーを毎日1回は必ず行う。これは優しいと飛びついたのだが割と難しい。疲れた時やたらふくご酩酊のおりにはどうしても億劫になってしまう。こんな時にはよく〝うちの奥さま”と喧嘩になる。喧嘩になれば負けるが勝ち。早々とベットにもぐりこむこととなる。
その3が問題だ。1日1文、作文健康法。
最初の2・3日は書く材料も多くホイホイと書けたものの、毎日となるとすぐに種切れとなり何を書こうか迷ってしまう。その上、時間も食う。最低1時間くらいは必要だろうか。とぎれとぎれで続いていたこの健康法、GOOのブログが救ってくれた。感謝、感謝。
後は朝のラジオ体操と散歩だが、どうやらこれは今も毎日続いている。
歳をとることは素晴らしいことだという。でも、体力の衰えや体の不調、認知症などは嫌ですね。相応に元気でいたいと思うならそれなりの努力が大切なことは言うまでもない。しっかり頑張ることにいたしましょう!