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総理、正々堂々と国民に眞意を問え

2014-12-15 09:47:03 | 日記

  2014年を表わす漢字は「税」と発表され、京都市の清水寺の森清範貫主が縦1.5m、横1.3mの和紙に墨で書き上げた。

  国の財政再建を増税に頼らざるを得ない政府。アベノミクスで株はあがり円安の効果は出てきたものの、庶民の財布はぜいぜいと泣いている。

   安倍首相は消費増税の先送りを表明し「この道しかない」「今こそ流れを変える時」とアベノミクスの継続を訴え衆議院を解散した。630億円の費用をかけてなぜ今選挙だと、各界で大義なき選挙と批判の声が上がった。

   選挙の結果が出た。自公で定数の3分の2を越す大勝。ところが小選挙区の投票率は52.6%で戦後最低。国民の政治に対する無関心さが浮かび上がった。

   選挙の結果を見て、安倍首相ただちに改憲議論の推進を表明した。安倍首相は選挙期間中は「このみちしかない」とアベノミクスによるトリクルダウンに意欲をしめしたが、改憲について触れることはなかった。

   争点はアベノミクスだけではない。集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法、原発の再稼働などをめぐる政策も大事な論点であった。今回の選挙で全くそれに触れなかった安倍首相にこの選挙、国民はすべて白紙委任したわけではない。

   安倍総理、改憲が悲願なら、正々堂々と持論を国民に問いかけるべきだはなかったか。今回の表明の仕方には大きな不信が募る。まさに卑怯としか言いようがない。