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おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

「ペコロスの母の玉手箱」を読んで

2014-12-22 16:47:42 | 日記

  老後の不安はと聞かれるとお金よりも病気の方が心配になる。

  毎朝、新聞に載る訃報を見ていると大部分の方がガンで亡くなられている。ガンも心配だが、それよりも認知症がもっと怖い。ボケだけにはなりたくない。ボケ予防ではないが、ブログを始めて1年半が経過した。ブログは毎日続けることが大切と話題をみつけては書き続けたが果たしてその効果はと気にかかる。作業は毎日1時間以上はかかる。時には3時間以上かかったこともあった。少々疲れ気味。

  新聞報道によると、認知症患者は世界で4435万人。日本では経度認知症と呼ばれる予備群を含めて65歳以上の4人に1人が認知症。世界有数の「認知症大国」だという。老人夫婦どちらかが認知症となった時、果たして介護ができるだろうか。全く自信がない。老老介護の悲劇を新聞に見ることが多くなった。

  先日ぶらりと街に出た。本屋の店頭にはずらりと認知症に関する本が並んでいる。その中から「ペコロスの母の玉手箱」を手にした。

  認知症は本当に悲劇的な病なのか。長崎市の「ペコロス」こと岡野雄一さんが、認知症の母と過したユーモラスで豊潤な日々を描いた漫画だ。その夜、ベットの中で一気に読み上げた。

  著者の岡野さんの言葉だが「人間が生きているって、すごいなと思うんです。人に迷惑もかけるし、かけられるし、心配もかけるし、かけられる。死んでしまったらそれは全部なくなるんですよね。僕は今、生きていることが一番大事なんだと思っています。」

  その内容は実に明るい。なぜそんなに明るいのか。少しだけ不安が遠のいた。生きていることが一番大事だと。認知症を怖がるだけではいけない。気持ちの持ちようが大切と岡野さんは教えている。もちろん、くらしの中で認知症を防ぐ努力は大切。毎日を大切に生きること。怖がらず頑張ることとしよう。