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久しぶりに聴く娘のピアノにワインで乾杯

2016-05-25 16:41:19 | 日記

  熊本市現代美術館のホームギャラリーで21日午後5時からピアノを弾くと娘からメールが入った。

  熊本市現代美術館は、熊本市中心市街地の真ん中、最も交通量の多い通町筋と上通りとの交差点、市内唯一のデパート「鶴屋デパート」の向かいに建つ、九州で唯一の「現代」を冠した美術館。ホームギャラリーでは毎日午後5時から30分間、ピアノボランティアによるピアノ演奏が行われている。

 今年五十路を迎えた娘だが、3歳のころからピアノを習っていた。だがあくまでも趣味の範囲内。忙しい仕事の合間を見ては練習に励んでいたようだ。

 熊本市現代美術館が開館したのは平成2年。長崎県の島原から熊本に転勤したばかりの娘が、ピアノボランティアの募集があることを知るとすぐに応募したそうだ。幸いメンバーには登録されたのだが、メンバーのほとんどの方は正規の音大を卒業されている方だと知った。趣味でピアノを弾いているのは娘だけのようだという。

 それからは1月に数回、忙しい仕事の合間を見ては、指定された時間にピアノを弾いてきたそうだ。親ばかかもしれないが、〝うちの奥さま”と一緒に何回か、演奏を聞きに行った。娘が薩摩川内に転勤になってからは、しばらくだが娘のピアノを聞くことができなかった。

 今年4月、薩摩川内市内に勤めていた娘が2年ぶりに熊本に返ってきた。今日のピアノ演奏は熊本に帰ってから最初の指名だったという。

 美術館のホームギャラリーには30数名のかたが、演奏のはじまるのを待っておられた。静かな雰囲気が漂っている。5時になって娘の演奏が始まった。

 久しぶりに聞く娘のピアノ、まったく音痴の私には上手かどうかは分からない。何曲演奏したかも覚えていない。ただ、最初の曲では少しばかり緊張しているようだった。

 30分の演奏は瞬く間だった。演奏が終わったときには大きな拍手を送ろうと待ち構えていたのだが、前に座っていた中年の男性が素早く立ち上がり手をたたいた。先を越されてしまったが、なによりも拍手をいただいことがわがことのように嬉しかった。

 演奏会のあとは、京都で学ぶ孫を除いた我が家の家族全員が、上通りのピザの店「Joulium」でピザを肴にワインで乾杯した。