年を取った精だろうか、時の過ぎるのをとても早く感じる。
3月3日は桃の節句。93歳の母が桃の節句の前の日にあの世へ旅立ったのは20年前。この日、久しぶりに実家の兄の家に仏様詣りに出かけた。
生前の母を思い出すと涙が出てくる。母は35歳の時に夫を突然亡くし、4人の子どもと義母を女手一つで育てあげた。終戦後の混乱期、超インフレと食料難の時代。夫を失くした悲しみと、それからの大変な苦労は言い尽くせなかったことだろう。病に倒れ、みんなで一緒に死のうと話されたこともあった。
あと10年で亡くなった母の歳と同じになる。母の亡くなった歳まで生きているだろうかとふと考える。また、晩年になって母に少しでも孝行ができていただろうか。疑問符がつく。
お雛祭りの夜、仕事が忙しく普段はあまり訪れることのない娘が訪ねてきた。家族3人久しぶりに”ひな祭り”の宴を開いた。亡き母を偲びながら、白と赤のワインとささやかな料理で乾杯。楽しい夜となった。
これからは瞬く間に時が過ぎてゆく。残り少なくなった人生もあとわずか。これからも世間に恥じない”生きざま”を残したい。まだまだの努力が大切。