九州では火山の活動が活発だ。
阿蘇火山防災会議協議会では2月28日、火口周辺1キロ圏内の立ち入り規制を3年半ぶりに解除したが、3月3日午前8時25分に気象庁福岡管区気象台から、孤立型微動の回数急増により臨時火山情報が発表され、再び火口1キロ圏内の立ち入りが規制されることとなった。
一方、3月1日から噴火が続いている霧島連山・新燃岳(1421メートル)。6日に爆発的噴火7年降りに観測され、断続的に発生する噴煙は、火口から一時2800㍍の高さまで上がったようだ。火山灰は宮崎方面や霧島方面に流れ、大量の降灰とガスで住民の生活に大きな支障が出ているとある。
また、火口内には新たな溶岩も確認され、福岡管区気象台は「マグマ噴火が起こっている」との認識を示している。マグマ噴火は2011年以来のことだそうだ。また、降灰は40キロ以上離れた熊本県の人吉市や天草でも確認されたという。
きょう午後1時過ぎには、また、爆発的噴火が起こり、噴煙は3200㍍の高さまで達し、火砕流も発生したと気象台から発表された。
この相次ぐ二つの火山の噴火、沢山の人たちを恐怖のどん底に陥れた2年前の熊本地震と繋がりがあるのではと疑いたくなってくる。大地震の予兆ではあるまいか。
いまは大きな災害の起こらないことを願っている。