脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

PCウイルスと放射能。

2011年06月18日 18時01分06秒 | 近況
パソコンが壊れたので、またヤフオクで中古PCを買った。
6年前の富士通FMVで、CPUはPentium4、OSはWinXP、
リカバリCD付で2,500円(送料別)だった。
安過ぎて不安もあったが、今の処、何の問題もなく動いている。

PCが壊れたとき、MSのワードやエクセル等のOfficeソフトは
旧PCからアンインストール不能の場合、新PCにインストール
や認証は可能なのだろうか? 
つまり、2台での使用扱いが認定されるなら不可ということにな
ろうが、試してみたら、ネット上で再認証になったがOKだった。

新規にPCをセットアップした後、壊れた旧PCからデータだけ
でも取り出せないかと思い、一週間ぶりに電源を入れてみたら、
画面が現われ、動いた! 
捨てようかと思ったが、治っていたのである。
パソコンとは、かくも機嫌次第なシロモノなのだろうか。
この段階で、旧PCを捨ててしまうヒトも多いのではなかろうか。

但し、データがいくつか飛んでしまっているようで、弥生会計の
現在の経理データが消えていたり、ヤフオクでの商品を登録して
いた「お気に入り」データが全てなくなっていた。
Anti-virでウイルス検索をしてみたが、ウイルスはなかった。

新PCには、ウイルス・セキュリティ・Zeroを入れてみた。
これもヤフオクで入手して無期限用版で1,000円だった。
ウイルスの反応なしで、気になる問題もなかった。


昨日の新聞に「ウイルス作成罪」が刑法に新設されるとあった。
原発事故の放射能とパソコンのウイルスは、どっちも目に見えない
脅威、不可知の領域から侵入する害悪という点でよく似ている。

文明の進歩とは、便利さや効率の向上であるが、同時にウイルスの
ような敵を作り続け、それを克服してきた歩みなのかもしれない。
だからPCを手放せないと同じように、原発も手放せないという
ロジックに行き着くものかどうか?

地震や津波で被災しても、この国は潰れないで乗り越えてきた。
我々はPCをウイルスで台無しにされても、立ち直そうとする。
だが、放射能災害の永続性と深刻さには、立ち向かうすべがない。
放射能は、それもやがては、科学の進歩で克服されるよと語り得る
代物とは根本的に異なる、人類や生命への究極的な異物に思える。

確か若い頃に読んだ高木仁三郎氏の文章にも、原子力と地上の生命
体とは、根本的に相容れない関係にあることへの畏怖が記されてあ
った記憶が薄っすらとある。

人間がこの生身である以上、人間文明の限界、進歩の限界に放射能
や放射線被曝は位置するように思う。そのことへの深い自覚なしに
は、国であれ誰であれ、原子力に係わるべきではない、と思う。













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