脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

9月の風鈴売り。

2009年09月12日 14時17分48秒 | 近況
朝の9時頃、玄関チャイムが鳴ったので出てみたら、小柄で地味な服装
の化粧っ気もない30歳位の女性が、棒にいくつかの風鈴をぶらさげて、
立っていた。えっ、風鈴の訪問販売ですか?と驚いて訊いてみた。

彼女は、この音色で心を癒して欲しいんですとか、言ってたが、もう
秋風が立っているのに季節遅れでは?、風鈴専門に御商売されてるん
ですか?と尋ねると、いえ、日頃は「健康食品」を売ってますという。
我が家の玄関先には、既に南部鉄の風鈴があるので、コレがあるので、
要りませんと断ると、すぐに去って行った。


10数年前のこと。終電の地下鉄を最寄り駅で下車して、信号を渡った処
で二人連れの若い女性に声を掛けられた。深夜だし一瞬、警戒したが
「珍味」を買ってくれませんかということだった。
今日のノルマが果たせないので困っているとか。そのときは素気無く断
って立ち去ったが、このような女性たちとは何者なのか。

風鈴売りも珍味売りも、おそらく新興宗教団体の信者だろうと思う。
私の推測に過ぎないが、彼女たちは、宗教団体の経営する収益事業に無
報酬か低賃金でお布施代わりに働かされているのではなかろうか。

宗教法人の非課税制度はあるが、営業販売等の収益事業は課税される。
長い自民党保守政権下では、宗教組織は票田であり、国税当局もあまり
切り込めなかったようにみえるが、今後は宗教法人の優遇税制の見直し
や、活動実態等の詳しい調査が必要に思える。私が言いたいのは、
オウム教のような「公安」領域の問題ではなく、宗教団体が脱税の隠れ
蓑だったり、信者の人権問題も色々ありそうに思われるからである。

私個人は、宗教とは無縁だが、我が家もあるお寺の檀家であり、墓地を
持っている。戒名が30万とか50万とかいう話だが、このような寺の
商売の仕方は、現代人の感覚からして、どこか納得がいかないものであ
る。春・秋には「合同供養」の催事があり、出席しない檀家にもカネだ
けは要求してくる。そんな行事は誰も、お願いしていないと思われる。

一般のお寺を含めて、宗教法人一般(ついでに葬儀屋の商売も)のあり方
を是非とも、消費者行政という視点からも見直して欲しいと、民主党政
権には今後期待したいと思う。


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