脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

還暦同窓会。

2018年11月18日 12時14分06秒 | 近況
昨晩、還暦を期に中学時代の学年同窓会があった。70年代当時はひとク
ラスが40数名で7クラスもあった。代表幹事のY君の下クラス毎に幹
事を決めて、旧クラスメートを探しては声を掛けたらしい。会費は事前
振込制、ホテルの宴会場を借りて、秋の夕刻開催された。

参加者は80名弱。男女ともに歳の取り方には個人差が大きい。すっか
りハゲおやじ、ヒゲおやじもいれば、会場を間違えて入ってきたのかと
思う程若々しい女性もいる。総じて女性の方が若くて元気だった。男た
ちは、最初は年相応の他人行儀な話し方だったのが、酒が進むとだんだ
ん中学生のやんちゃ口調に変化していく。

互いにからかい合い、ふざけ合いした時期の友人たちである。やりとり
には少し毒がきつくて閉口もするが、やはりノリが面白いし懐かしい。
年代のせいだろう、親の介護や死去の話題が多かったみたいだ。これを
期に友達付き合いを再開するというより、深追いせずこの一期一会の妙
が丁度好い気がする。

代表幹事の報告では、把握している限り10数名の他界者あり。その中
にH君の名前を聞き驚く。H君は中学時代の番長で喧嘩自慢な奴だった。
10数年前に一度会ったが、とても素直で大人しくなっていた。タクシ
ーの運転手をしていると言ってたが、既に鬼籍に入ったとは。

今回の同窓会で出会うのが最後というヒトだって、今後はいるのだろう。
かく言う私自身だって、長生き人生とは思えないのだから。先に他界し
た友人を想い淋しく感じるよりも、単独な我が身の行く末を強く意識し
た。60前後で死ぬのなら、私は左程不本意とも思わない方だ。

会は最後に校歌斉唱と記念撮影で終えた。私が校歌をソラで覚えている
(但し一番だけ)唯一の学校である(小・高・大の校歌は忘れても)。
一次会は7時過ぎにお開き、私はそこで失礼したが、二次会参加率が8
割を超える高さに驚いた。皆、同窓への好意が高いのだろうか。

君子の交わりは淡きに限る。曇り空のやや暖かな風の中、自転車に跨る
と深いため息が出た。自然とうっすら笑みが込み上げ、少し心地好い気
分になって帰途についた。




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