関東地方では6月梅雨明けという異例の早さで、7月初めより夏の陽射
しが降り注いだ。一方西日本では記録的な豪雨による災害で200人を
超える方が亡くなった。近年台風でも死者は少ないのに、集中豪雨でこ
れだけ甚大な被害が出たのも脅威だ。家や家族を失い、被災された方々
には酷暑の追い打ち。今後の復興再建もまた人生の一大事だろう。
豪雨による河川の氾濫や土砂災害だが、同じことが自分の住んでいる東
京や関東で起きたら、どうなるのだろうか。東京下町地区に住んでいる
ので、荒川や隅田川に決壊が起これば、下町一帯から一部都心まで水び
たしである。西日本災害では二階屋まで水に浸かる映像を見たが、海抜
0mの下町エリアでは、実際どの程度の浸水被害となろうか。
東京下町育ちの私の記憶・知識では、荒川や隅田川が決壊した事例は戦
前を遠く遡らねば前例はないと思われる。だが今回の豪雨災害では11
9か所で記録にもない過去最高の降水量だったという。今後も「想定外」
の線状降水帯だか豪雨が、いつどこで発生するか判らない状況である。
西日本豪雨でも気になったのは、赤ちゃんやお年寄り、身体・精神の障
害者などの弱者の救助・救済である。在宅での介護老人も増えていると
思われるが、私も要介護2で歩行困難な母親を抱えて暮らしている身で
あるので、早目に施設等に避難するにせよ、自宅に残るにせよ、要介護
者等を抱えた被災や避難生活は、様々な意味で大変な困難を強いられる
のだろう。
それにしても、毎年どこかで、地震・豪雨降雪災害・大火災や火山噴火
等で、難民のような被災者が生まれ「被災地」が出現しているような気
がする。気候や気象が前例の枠を超えて変異し続けているかのようだ。
これは、忘れた頃にやってくる天災とも違った、新局面の天災である。
日本は戦争や紛争がなく犯罪も少ない安全で清潔な国である。しかし自
然災害の危険性や頻度においては安心できる国とは言い難い。少子高齢
化で先細りする国内消費経済の振興策にカジノだの「観光立国」という
方向があるが、夏は猛暑で災害も多いとなれば、リゾートだの観光には
向かないことにもなる。
とにかく、カネ儲けやイベント事よりも、人々の小さな暮らしや命を大
事に想い、大切に扱う政治をやってほしいと願うだけである。
しが降り注いだ。一方西日本では記録的な豪雨による災害で200人を
超える方が亡くなった。近年台風でも死者は少ないのに、集中豪雨でこ
れだけ甚大な被害が出たのも脅威だ。家や家族を失い、被災された方々
には酷暑の追い打ち。今後の復興再建もまた人生の一大事だろう。
豪雨による河川の氾濫や土砂災害だが、同じことが自分の住んでいる東
京や関東で起きたら、どうなるのだろうか。東京下町地区に住んでいる
ので、荒川や隅田川に決壊が起これば、下町一帯から一部都心まで水び
たしである。西日本災害では二階屋まで水に浸かる映像を見たが、海抜
0mの下町エリアでは、実際どの程度の浸水被害となろうか。
東京下町育ちの私の記憶・知識では、荒川や隅田川が決壊した事例は戦
前を遠く遡らねば前例はないと思われる。だが今回の豪雨災害では11
9か所で記録にもない過去最高の降水量だったという。今後も「想定外」
の線状降水帯だか豪雨が、いつどこで発生するか判らない状況である。
西日本豪雨でも気になったのは、赤ちゃんやお年寄り、身体・精神の障
害者などの弱者の救助・救済である。在宅での介護老人も増えていると
思われるが、私も要介護2で歩行困難な母親を抱えて暮らしている身で
あるので、早目に施設等に避難するにせよ、自宅に残るにせよ、要介護
者等を抱えた被災や避難生活は、様々な意味で大変な困難を強いられる
のだろう。
それにしても、毎年どこかで、地震・豪雨降雪災害・大火災や火山噴火
等で、難民のような被災者が生まれ「被災地」が出現しているような気
がする。気候や気象が前例の枠を超えて変異し続けているかのようだ。
これは、忘れた頃にやってくる天災とも違った、新局面の天災である。
日本は戦争や紛争がなく犯罪も少ない安全で清潔な国である。しかし自
然災害の危険性や頻度においては安心できる国とは言い難い。少子高齢
化で先細りする国内消費経済の振興策にカジノだの「観光立国」という
方向があるが、夏は猛暑で災害も多いとなれば、リゾートだの観光には
向かないことにもなる。
とにかく、カネ儲けやイベント事よりも、人々の小さな暮らしや命を大
事に想い、大切に扱う政治をやってほしいと願うだけである。