目下、コロナ(禍)下の対応が迷走し、暗礁に乗り上げている感がある。
単純には言えないが、どうも経済優先の国と、防疫に重点を置きたい
地方との立場の食い違いにも感じる。コロナ禍が鎮静したら行うはず
の経済政策「GOTOキャンペーン」が、どうして今、第二波の最盛期に
前倒しされねばならなかったのだろうか。
その理由として国は、全国の観光産業の経済的衰退を挙げていたが、
寧ろ、航空(機)業界や鉄道産業等、巨大資本からの要請圧力で方針を
曲げたのではなかろうか。感染拡大や医療崩壊の懸念よりも、一部の
産業のカネ廻りを、コロナ感染の拡大期にも拘わらず、優先したのである。
一方で国会は閉会。与党は臨時会もやる気はないかのようである。
総理大臣も何をやっているのか分からない。解散総選挙と次期総理選出
の政治日程とか、アメリカ大統領選の行方でも心配しているのだろうか。
コロナ禍にマスクと10万円を配るしか能のない、国政である。地方自治体
の首長や医師会の方が、余程コロナ禍に腐心して発案発信し、指導力を
発揮してのは、何なんだろう。誰が政治リーダーなんだか‥。
国というのは、コロナ禍を利用して何を企んでいるのか、そんな疑念も
頭をよぎる。日本の国家財政は先進国中最悪と言われてるが、コロナ禍
での財政出動で更に極まった。コロナの後続波が来るたびに赤字国債
(国民からの借金)でカネをバラまき、国家財源で株価を買い支えして、
やがては最後は、どうなるの? 責任は有権者・国民にあるで終わり?
日銀が万札を刷って、つまり価値の裏付けのない日本銀行券という紙切
を信用創造してカネとして遣っているのである。今回のコロナ禍では、先
進国の中央銀行も、喫緊の必要から大なり小なり同じことをしているらし
いが、日本の財政規律は、これでもう息が出来ない。破綻であろう。
以上も以下も、素人のわたしの個人的意見、管見である。
30年前に、ソ連東欧圏の「共産主義」体制が崩壊した。これは資本主義が
正しかったという意味にはならない。産業革命期以後の近代「資本主義」も
先ずは上記の財政問題で、今後、制度破綻すると思われる。
経済学者でもない者が言える話ではないが、先進国の財政問題から、いつ
かの時点で本格的な世界大恐慌が起こり得る。打つべき先手も考えられる
かもしれないが、政治的な荒業、強硬手段になるだろう。かつてなら戦争が
勃発した訳だが、さすがに世界戦争までは回避されると思われる。
では「共産主義」でも「資本主義」でもない国家・社会って、なんだ? という
ことになる。社会は資本制でありながら、リベラルな社会主義的な、互助関係
で成り立つ国家社会をイメージとして考えたい。具体的には、「資本主義」が
可能にした巨大な経済格差の解消、生活の基礎となる資金の公平な分配、
ベーシック・インカム制度の実施等による、ある意味では<共産社会>である。
(このセンスは、哲学者の柄谷行人氏からの影響が大きいことを、お断りして
おきます。が、氏の思想や主張そのものでもないつもりです。)
そんな資本制(資本主義ではなく)を基礎とした、自由平等な国家社会が実現
したら、人類の到達点にも思えるが、それへの転換が遅すぎたというべきか。
産業革命以後の地球温室化による、異常気象等の環境問題(ウイルス感染
症の流行もこれに根本因がありそうです)により、人類は、自ら創造した文明の
せいで、終焉を迎える方が先だろうとも思います。
地球人口は目下、77億人。人類は全滅せずとも、人類文明の終わりという
歴史的結末の最中を、我々は今、経験しているのだと思ってます。
単純には言えないが、どうも経済優先の国と、防疫に重点を置きたい
地方との立場の食い違いにも感じる。コロナ禍が鎮静したら行うはず
の経済政策「GOTOキャンペーン」が、どうして今、第二波の最盛期に
前倒しされねばならなかったのだろうか。
その理由として国は、全国の観光産業の経済的衰退を挙げていたが、
寧ろ、航空(機)業界や鉄道産業等、巨大資本からの要請圧力で方針を
曲げたのではなかろうか。感染拡大や医療崩壊の懸念よりも、一部の
産業のカネ廻りを、コロナ感染の拡大期にも拘わらず、優先したのである。
一方で国会は閉会。与党は臨時会もやる気はないかのようである。
総理大臣も何をやっているのか分からない。解散総選挙と次期総理選出
の政治日程とか、アメリカ大統領選の行方でも心配しているのだろうか。
コロナ禍にマスクと10万円を配るしか能のない、国政である。地方自治体
の首長や医師会の方が、余程コロナ禍に腐心して発案発信し、指導力を
発揮してのは、何なんだろう。誰が政治リーダーなんだか‥。
国というのは、コロナ禍を利用して何を企んでいるのか、そんな疑念も
頭をよぎる。日本の国家財政は先進国中最悪と言われてるが、コロナ禍
での財政出動で更に極まった。コロナの後続波が来るたびに赤字国債
(国民からの借金)でカネをバラまき、国家財源で株価を買い支えして、
やがては最後は、どうなるの? 責任は有権者・国民にあるで終わり?
日銀が万札を刷って、つまり価値の裏付けのない日本銀行券という紙切
を信用創造してカネとして遣っているのである。今回のコロナ禍では、先
進国の中央銀行も、喫緊の必要から大なり小なり同じことをしているらし
いが、日本の財政規律は、これでもう息が出来ない。破綻であろう。
以上も以下も、素人のわたしの個人的意見、管見である。
30年前に、ソ連東欧圏の「共産主義」体制が崩壊した。これは資本主義が
正しかったという意味にはならない。産業革命期以後の近代「資本主義」も
先ずは上記の財政問題で、今後、制度破綻すると思われる。
経済学者でもない者が言える話ではないが、先進国の財政問題から、いつ
かの時点で本格的な世界大恐慌が起こり得る。打つべき先手も考えられる
かもしれないが、政治的な荒業、強硬手段になるだろう。かつてなら戦争が
勃発した訳だが、さすがに世界戦争までは回避されると思われる。
では「共産主義」でも「資本主義」でもない国家・社会って、なんだ? という
ことになる。社会は資本制でありながら、リベラルな社会主義的な、互助関係
で成り立つ国家社会をイメージとして考えたい。具体的には、「資本主義」が
可能にした巨大な経済格差の解消、生活の基礎となる資金の公平な分配、
ベーシック・インカム制度の実施等による、ある意味では<共産社会>である。
(このセンスは、哲学者の柄谷行人氏からの影響が大きいことを、お断りして
おきます。が、氏の思想や主張そのものでもないつもりです。)
そんな資本制(資本主義ではなく)を基礎とした、自由平等な国家社会が実現
したら、人類の到達点にも思えるが、それへの転換が遅すぎたというべきか。
産業革命以後の地球温室化による、異常気象等の環境問題(ウイルス感染
症の流行もこれに根本因がありそうです)により、人類は、自ら創造した文明の
せいで、終焉を迎える方が先だろうとも思います。
地球人口は目下、77億人。人類は全滅せずとも、人類文明の終わりという
歴史的結末の最中を、我々は今、経験しているのだと思ってます。