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③ ザ・タイガース 2013 東京ドーム「10年ロマンス」

2013年12月29日 | ライブ・公演・舞台
2部は1981年の「10年ロマンス」から。
この曲がリリースされた、ピーのいない同窓会の時は、解散からもう10年も経ったのか
と感慨深く思ったものだが、その時すでにジュリーファンにはザ・タイガースは
見たことが無い、知らない、という人が増えていた。
当時30歳を過ぎたジュリーが「中年ロマンスです」と笑っていたが、
全員が揃うためには それからさらに30年もの月日が必要だったとは
いえ絶対に全員が揃うのは不可能、見果てぬ夢と思っていた。 
再結成までの40数年、その間、ファンにも色々な時が流れた。

「10年ロマンス」それほどこの曲が好きなわけではない・・・が、
東京ドームでの私のナンバーワンはこの曲です✨ 
2部のタイガースのナンバーになってから、明らかにジュリーの上に
タイガース時代のジュリーが天から降りてきたのだ。
声がタイガースの、まだ若い少年ジュリーだ 
いや、それだけじゃない、さらに声の色気が加わって 
タイガースのジュリープラス、大人のジュリーという、最強の布陣になってきた。

ジュリーの伸びのある甘い艶やかで、色っぽい声、
そこにジュリーに負けじと意地を見せる
トッポの高い声が、ステージの上で
ジュリーの声と絡みあい、せめぎあい、火花を散らす凄い迫力!
ジュリーもトッポも、声の限りに歌っていた。
この曲はこんなに力の限りの声を出す、力強い曲だったのか
今まで聞いた中で最高の「10年ロマンス」だった。

洋楽のカバー曲では今の大人のザ・タイガースの迫力を、
そしてタイガースの曲では あの時の少年ジュリーの声が降りてきたのだから、
私の心のタイガース愛、奥底を揺さぶられずにはいられない。
タイガースの王子様曲の魅力には、私はメロメロ・・・ 即座にあの頃の
少女の気持ちになれるの、ジュリ~♪ 

例え、演奏にちょっとくらい地震が起きたり、ヘロヘロなイントロだったとしても(^^ゞ
ついに最後の最後の東京ドームまで、完璧な演奏は無理でした。
サポート無しで、デカい箱でやる。完璧を今のメンバーに求めるのは酷というもの。 
ここにいて、ここで演奏してくれて、歌ってくれて、全員から笑顔を見せてもらえて、
これ以上、今のザ・タイガースに何を求める必要があるの?

ここで私はお詫びをせねばいけません。
東京ドームでは、いつも心配なタローのハーモニカは、まあ 
なんとかなりましたが、北海道ではジュリーがメタメタだったという「青い鳥」です。
26日のブログで、1989年の「タイガースメモリアルクラブ」の時の
歌詞忘れほどではないだろう、と書きましたが、ドーム前にお会いしたY様から、
北海道の「青い鳥」は歌詞間違い程度のものではありません!
ジュリーが歌を入るときから間違え、その後もずーーっと立て直せず、
例えていうとあの「夜ヒットのOh!Gal級のヒドサでした」と、
抗議をいただいてしまいました。 あのジュリーが一生封印したいであろう
「Oh!Gal」級とは! そ、それはヒドイ・・・ 
実際に北海道のを聞いたわけでもないのに、
誠に申しわけございませんでしたm(__)m


シーサイドバウンドでは、皆で一緒にジャンプ、
ラブ・ラブ・ラブでは、手でⅬの字を頭上で振った。
あの無駄に思えるほど広~い東京ドームで、全員が一緒に
同じことをするって、ほんとにこれ以上ない素敵な事だ。
「タイガースのテーマ」では、60代後半の親父たちが、真白なユニホームに身を包み、
ドタドタ足上げをします。いや~!ほんっとに可愛いッたらありゃしない! 
昔よりも丸くなった体で、全員が必死に足を上げる様は、まさに
愛らしい、といってもいいほどの可愛さ、面白さ!
ジュリーが一人で足を上げるより、5人でやるからもっと面白いの(^-^)
終わったあとはジュリーがメンバーの安否確認、
ゼーゼーゼーゼー💦💦 大丈夫か?!

いやー、可笑しかった。なんで60代の親父たちがあんなに可愛いの?!
これを見られただけでも、来たかいがあったわ~
かと思えば「美しき愛の掟」では一転、痺れる大人の魅力でドンドン押してくるので、
そのチカラには抗えません。この若い男の愛の情念のこもった、
重た~い、執念深い曲を、かつての若い日のタイガースではなく、今の大人の
ザ・タイガースで聴けてとても満足です。これは若かったジュリーが歌うと
無理して背伸びした感じがしたが、今のジュリーの方がずーっといい。
 
ジュリーが、1971年のビューティフルコンサートを彷彿とさせる
蛍の光「I UNDERSTAND」を歌っている途中で
「2013年、12月27日、みんな今日
まで生きてきました。みんな今日も生きています。
みんな明日も生きていきます」と挨拶をした。
その言葉には、ジュリーの今の実感が込められていた。

最後のアンコールでは、あの顔Tを着たメンバー達が登場、
全員で手を繋ぎあう顔は、誇らしい輝きに満ちていた。
ジュリーの優しい表情がまぶしくて、キュンキュン・・・
ジュリー、長年の夢がかなって良かったね~
私の少女時代からの長年の見果てぬ夢をかなえてくれた、
ザ・タイガースのメンバーに、心からの有難うを伝えたい、
有難う~!!

ドーム前にお会いした、Wジュリコ様が胸につけていた顔Tシャツ 
バッチになっていて、ミニサイズで可愛いさ倍増、なんと素材は皮製。 
ちゃんと若タイガースと、オヤジタイガースの二種類ですよ
顔Tシャツを着る勇気はなくても、これなら付けたいですよね。

        
 
          
             
 

 
 

みんなからのコメント コメントする

kinpiraさん、こちらこそ有難うございました(^^)
ドームの前に楽しい時間を過ごせました。

お若い方たちには、今のジュリーのどこがいいの?と
必ず聞いてしまうのですが、若い方がジュリーのファンだと
言って下さるのって、ほんとに嬉しいんですよ~
ジュリーだって、嬉しいと思っているはず。
ジュリーの魅力を分かり合える方は、皆お友達です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
saoさん、
27日はほんとうに素敵な一日でした。まずは皆様にお会いできた幸せ!
ライブ前ぎりぎりまでお席にお邪魔してしまいすみませんでした。
そしてライブ!ジュリーの熱唱はもちろん、演奏もよかった!
そしてシローの登場とそれを囲むみんなのやさしい空気が輝いて
見えましたね。
ジュリーは第一部のかっこよさ、第二部の声の甘さにぞくぞく~♥
はぁ、なんて素敵なんだ♪
私はまだまだレポが終わらないのですが、きょうから夫も帰宅しましたので
年内はブログ終了です。
今年一年ほんとうにいろいろありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませ~。
つるさ~ん!コメントどうも有難うございます♪
お返事が遅くなってご免なさいねm(__)m

私はタイガースが一世を風靡していた頃は、田舎の小学生で
せいぜいTVを見たり、雑誌を見てジュリ~♪と、うっとりする
くらいしかできませんでした。
つるさんはその当時は中学だし、お住まいも都心に近いから
それこそ、タイガースを見に行ける環境だったでしょう。
私よりずーーーーーっと、ザ・タイガースへの思い入れが
違うと思います。だから今回、8回全部に参加したかったお気持ち
凄くよくわかります!今回、私は三回ですが、毎回本当に
楽しかったです(^o^)丿 
私はこんなに凄いグループのファンだったんだなー と、改めて
そう思いました。メンバーもファンも誇らしいステージでした。
わずか一か月間の再結成ですが、このひと月 楽しかったです。
田舎の子供ではステージなど見られなかった、今その夢を40年ぶりに
かなえてくれたザ・タイガースに、心からお礼を言いたいです✨
終わってしまって、淋しい・・・ でもこの経験が、ジュリー達にも
私達にも、新しい次の一歩になると思います。
こんばんは!

ジュリーがタイガースやりますと発表したお正月ライブから1年
頭の中はタイガースでいっぱいでした。
幸い8回参加することができて、1回1回本当に楽しかった。
でも、終わってしまったときの寂しさを考えずにはいられなくて・・・。
東京ドームで何度も何度も振り返って2階までびっしりの客席を見ました。
毎日毎日タイガースの話しばかりしていた小中学校時代
いろんな友達の顔が浮かんで
もしかしたら、この中にいて一緒にLサインしているかもしれないと思って
すごく、みんなに会いたくなりましたよ。
終わってしまって本当に寂しい。
けど、新しい一歩を踏み出せるかなと思っています。
オーバーじゃなく、それほどタイガースに身も心も捧げてしまったのですヨ。
金と休暇使い果たして、とりあえす職場の信頼取り戻すべくコツコツ働きます。
東京ドームではお会いできませんでしたね。
トイレに45分並んで、席に着く寸前に始まってしまったのよ。
いきなり真っ暗になってあせったわ~。

長文ですみません。
よい年をお迎えくださいね。
コメント

② ザ・タイガース2013 東京ドーム「シロー登場」

2013年12月29日 | ライブ・公演・舞台

これでタイガースは三回目になったけど、始まる前のドキドキ感といったら・・・

期待と不安?に見る方も緊張してしまう。
カバー曲は、やっぱり何度見てもメンバー全員がカッコ良かった。
ただ、ジュリーの声は私が見た中では、京セラがやっぱり最高だったかしらん?
「皆さん今晩は、ザ・タイガースです!!」 ※この挨拶も、今日で最後・・。
 「雨の中有難うございます。この5人でザ・タイガースです、
ついにこの日がやってきました。40何年前、このメンバーで後楽園球場で
コンサートをやりました。ついに東京ドームに帰ってきました!」
※そうだった、後楽園球場でザ・タイガースは日本人初のコンサートを
したのだった。ジュリー、いや全員が思い出深いことだろう。

「 生きていくのに大変な時代に、ザ・タイガースに光を当ててくれて有難う。
力をくれて有難う。愛をくれて有難う。今日は一生懸命やります。有難う!」 

(※文字にすると ここで笑う話では無いのに、今日もやっぱり笑いが起きる。
ジュリーは真摯な気持ちで述べているはずなんですが、
伝わってはいないのかしらね?観客の方に照れがあるのかも。)

ジュリー 「今回はすべて5人で決めてやってきました。タローは曲の構成、振り付けなど音楽的なことをやってくれてます。かつみは衣装やTシャツのデザインをしてくれました。彼のハイトーンが入ると、やっぱりタイガースだと思います。 瞳みのる、彼が唯一昔の面影があります。今回は日本と中国の行き来が忙しくて、殆ど何もやってくれてません。うそで~す。彼はインターネットを使って宣伝部長をやってくれました。」
(※効果はいかほど?)

「私は公演が終わってからの幹事で、何を食べるか2軒めはどこにいくかを担当している沢田幹事でございます。チャリティーのザ・タイガースのホワイトクリスマスの制作、昔の出版社の方々の協力を得て、パンフレットを安く作らせていただくことができました。」
「 岸部修三、彼も何もやってないのですが、11月14日の稽古の始め日に、殆どの曲を覚えてきてくれました。 彼はいっとくけど、サリーはさりげなくいてくれるだけで、重石のような人です。彼がいてくれるだけで、タイガースらしくなる感じがします」
(※相変わらずのダジャレで、特にドームだからといって目新しい事はいわなかった。)

とにかく前半のカバー曲のジュリー、いえジュリーだけでなく全員がカッコ良かった。
40年ぶりにやるバンド、というよりも もう長年ずーっと続けてきた大人のバンド、
そんな落ち着いた雰囲気すら感じられた。なんといっても やっぱり最後というのか、
東京ドームのせいか、録画撮りのせいか、ジュリーの迫力のあるボーカルの
せいだと思う。

ピーなど随分緊張しているのでは?という気がした。短くなっていたMCが
またまた長くなってきていましたね~
ここまで武道館に京セラと、ほぼジュリーの事しか見ていない、語っていない
私ですが、今日はピーの頑張りが凄かった! 

ピーの歌は、ボーカル担当ではないので、上手いとはいえないのだけど、
その緊張がこちらにも伝わりながらも 精一杯のパフォーマンスは
ジュリーファンの私にも、気持ちの良いものだった。

あの広い東京ドームを 細い小さな体で走り回り、
息を切らせながらも笑顔で(ちょっと恥ずかしそうでもあり)
心の底から、今の東京ドームを楽しんでいるんだという気持が伝わる。
長年、芸能界から離れ、ジュリーより二歳も年上、健康不安もある中、
精一杯のパフォーマンスには、誰よりもジュリーが一番である私にも 
心を打つものがあった。

ピー、若い!可愛い!!ピーファンの気持ちが分かるわ。
かといって、来年のピーのライブに参加の予定までは考えてませんけど。
トッポは相変わらず あのゆっくりとシニカルな口調で、
そして前半のタローさんがMCも含めて、これも東京ドームでは随分と
頼もしく写った。

で、「岸部シローが来てくれました」とタローが・・

始まる前は、シローも今回は来るのだろうか?と思いながら 始まってしまえば、
私は全くシローの存在を忘れきっていた。 アリーナの
一番後ろの端っこの席では、スクリーンに映らない限り 
舞台上で起きていることは何もわからないので、舞台上に現れた
シローに気がつくのは 多分私は他の人よりも かなり遅かったことだろう。 
だからこそ、シローと気がついた時の驚きは、いっそう大きくなった気がする!
車椅子に乗って登場したシローは かつてより さらにやつれ、
病気の後遺症もはっきりと顔面に現れていて、面差しに
痛々しさは隠せなかった。

タロー「よく来れたねぇー」 
ジュリー「良かったと思って下さい。岸部シローもザ・タイガースの一人です!」
これを聞いただけで、昔のメンバー交代のいきさつを思い出して、胸がつまった
ジュリーが隣でシローに「最初に喋る?歌う?」と優しく話しかけても、
なかなかシローの返事が出ない。観客はどうなるのかと、皆固唾をのんで
見守っていたところ、シローがハッキリと「歌う」。
「イエスタディ」を、シローのあの優しい高い声で歌いだした。
最後まで歌いきれるのかと、ハラハラしながら聴いていたら涙が出てきて
思わず泣いた泣いた・・滂沱の涙。まさかここまで涙が出るなんて・・

いえ、哀しいんじゃない、
シローのあの時点で精一杯の歌声と、6人含めて全員でザ・タイガースという、
メンバーの40数年たってしまっても変わらぬタイガースへの
誇りと友情に泣けて泣けて。。 人は大きく心を揺さぶられたら涙が出るのよ。
私は本当に何て素敵な、素晴らしいグループのファンだったんだろうと、
改めて誇らしくそう思った。

会場の全員に見守られて、シローは最後までなんとか歌いきった。
シローのその目にはどんな光景が見えたのだろうか。訳も分からず、
無理やりタイガースのメンバーにされてしまったシローだけれど、
きっとドームの舞台上で、シローは栄光のタイガースのメンバーであった事を
誇りに思ったに違いない。
トッポが抜けたあと、シローがいてくれて本当に良かったと思う。

シローは「もう少し上手なんですけど、きょうはこれで精いっぱいです。
きょうは何か面白いこと言わなくちゃいけないかと思って考えてきたんですけど、
なんにも出てこないので。今日の僕の声は魅惑のウィスパーボイスです・・・・・」

体が不自由でありながらも、昔のように飄々と人を笑わそうとするシロー。
ピーに車イスを押されて退場したが、途中でまたクルっと振り向いたりして、
それでもやっぱりシローらしかった。私は気がつかなかったけど、
J友様にはシローが掌に何か書いていたのに気がついたそうで、何かな?
と思っていたら「トラブル」だったそうで、何か言いたかったのでしょうか。 
とにかく、私はザ・タイガースの6人全員が揃った姿を生れて初めて
見られたのだった この今のメンバー6人の年を重ねても清々しく美しい姿を、
40数年前にタイガースの音楽を罵倒した、無理解で石頭な大人たちに
見せつけてやりたい!つくづくそう思う。

ジュリーが 「シローは僕達の為にロサンゼルスに行って、僕達のために
情報を集めてくれていた。無理やり連れ戻されて無理やりメンバーにさせられた。
でもいつまでたっても、6人でザ・タイガースだと思います。では次は兄が歌います」

そしてシローの後は兄が歌います。
サリーは、武道館の時からそう思っていたんだけど、MCの話し方も声も 
まるであの40数年前の「ビューティフルコンサート」の泣けるMCの口調と
全然変わっていなくって、あの続きを聴かされているような気分に
なってしまう・・・

車椅子のシローが舞台から去り、再びジュリー以外のメンバーが歌い、
そしてまたジュリーの番になる。「Time is on my side」それまでの感傷的な
ムードを一掃するようなジュリーの圧倒的なボーカルの迫力、カッコイイ~~~ 
改めてタイガースのメインボーカルは僕だ!という、ジュリーからのメッセージを
突きつけられた気分。やっぱりタイガースはジュリ~♪ さすがに現役!大スター! 
思わず泣けた前半が終了・・・・

(30分の休憩)

休憩中に、ドームに来られなかったJ友様達に、「シロー登場、泣けた
と、メールを送りました。

そしてまだ終わらない


 

みんなからのコメント コメントする

YUMIさん、今晩は~♪ 今年は長年の夢が叶った
本当に素敵な一年でした!感涙・・・・(T_T)
タイガースファンの私たちって、ほんとに
幸せ者ですね!
ananさん、コメントどうも有難うございます♪
タイガースのメンバー、6人全員が一緒に見られるなんて
ほんとに夢みたいな出来事です!
タイガース結成はから解散へと、色々あったけど
こんな時代が来るなんて、ほんとに夢みたいですね~♪
sao様~!こんにちは!

お帰りなさ~い!完全タイガース!!
終わってしまったけど・・・よかったですね~(^-^)

いい年でした、今年も!ジュリーのお陰ですね。
タイガースメンバーには元気でいて欲しいですね~!
saoさん

おはようこざいます(^^♪

沢山書き起こしてくださり、ありがとうございますm(__)m

読んでて泣けてきました。

6人でザ・タイガース

本当にそうですね。

感動です~。
  • anan
  • 2013年12月29日
コメント