行ってきました、奈良
久しぶりの奈良は、とても楽しい熱いステージでした。
新聞のジュリーは随分と恰幅が良く、どうしたのか?と
思っていた、ほんとは・・・・ でもやっぱり新聞よりネットより
自分の眼で見る、耳で聴く、それが一番正しいと確信した奈良だった。
100年会館には4年ぶり、久し振りの奈良でした。
前は狭く感じた奈良駅の構内が、すっかり広く綺麗になっていた。
ウッディで天井や柱など、神社仏閣を意識したデザインのようだ。
こうして写してみると、かなりシンプルな外観の会館だけど
ジュリーのライブで、会館は熱く燃えたのだ
会館の入り口付近。当日券売り場に行列もでき
中高年の男女で熱気にあふれていた。奈良に来るたび意外に女性の
ファッションに個性を感じる人が多い気がするけど、気のせい?
メインホール前
薄暗く、飾り気の全くない狭いホール内
でもこの階段を下れば、ステージ裏でジュリーが出番を待っている
開演は3時半ですよ~
なんと嬉しいことに、席は5列目、センター右寄りという
近年では珍しい良席。前は通路で遮るものもない!
照明がおち、ステージ上が暗くなり、曲のイントロが流れ出す。
いつの間にか舞台中央にジュリーの立つ影が見えた。
インクブルーの闇の中、ジュリーのシルエットが青い光を背負って
帽子を被り、スっと立っていた。
なに!登場からして、この いきなりのカッコ良さは
まだ歌い出さないジュリーなのに、すでに心を掴まれているワタクシ。
いつも後ろの方の席で見ているからかな、
奈良のジュリーのシルエットだけで、もう見惚れてしまっている・・・
だって、身体の横幅が気にならないんだもん(笑)
新聞ではずいぶんと恰幅のよろしい事・・また太ったか?と思って見ていたので
そして照明がバッとつくと、例のブルーの衣装でジュリーが歌いだす
「そのキスが欲しい」おお~ この曲でオープニングか!
私以外も皆そうだと思う、初っ端からテンションがあがった!
「ジュリー祭り」あの感動を思い出さずにいられない、
ジュリーも観客も、フリにいっそうの力が入ってしまった。
フリをしながらも、衣裳を鑑賞するのも忘れない。
全身が空と雲柄、新聞画像よりもずーっと派手な柄に見えました。
目深に被った帽子がカッコよく、まるでブルーの派手なギャングのようだ。
お髭の白さが、顔をあまり邪魔していないのも良かった。
思ったよりも、お顔もスッキリ
しかし、この辺は早川さんの計算なのだろうか。
股上深めのズボンのお腹周りも柄柄なので、うまい具合に
お腹の周りが柄でカムフラージュされ、あんまり目立たない気が
気になるお腹にV字型の変な皺が入るのは、ズボンの生地が薄く
柔らかいのと、サイズが少し大きめなんだと思う。
次は「彼女はデリケート」デリケイデリケイ!!
もぉ〜~ジュリーも観客も続けさまでノリノリだよ!!
しかし好きな曲だけど「鼓動」や、「abc・・」など
それほど目新しいという曲目でもないね。
そして次は早々とヒット曲が続く・・・
「ろくでなし」大好き!眼の前のジュリーと一緒に
「憎みきない〜ろくでなし♪」とジュリーを指さすのが
この上なく楽しい 始まって間もないというのに
隣りのさんごさんに「ジュリーカッコイイ~!」と言ったら
もちろん、嬉しそうに頷いてくれました
次は「追憶」この曲は久し振り。
ライブが始まる前にJ友様達と「追憶」のジュリーの写真を見て
素敵だね!と見とれていたところだったのだ。
ジュリーのファンという訳ではないが、当時「追憶」が大好きで、
交換日記でニーナと名乗っていたという方とお話をしていたので、
その方の為にもこの曲が歌われて良かったと思う。
私も、もちろん大好きだった。
まだ10代の私がこの曲を歌うジュリーに
どれほどロマンチックな夢を見て、恋焦がれたことか・・・
どんな衣装で歌っても、あの頃のジュリーは美しい人だけど
若いからこそ似合う、皺のある白い木綿のブラウス、
かと思えば素肌に真珠、豪華な衣装が、若いジュリーの
透明感のある美しさをいっそう引き立てていた。
数年ぶりに、「追憶」当時の本を引っ張り出した。
このジュリーを見るだけで一瞬にあの頃の気分に戻れる。
しかし、白いブラウスのボタンがはじけそうですが
お腹周りがバチバチですが・・・
よっぽど細身に作ったんですね、早川氏
1974年「追憶」の若い男は、どんな過ちを犯してしまったのだろうか?
二度と悲しませはしない・・・と言いながら、この若い男はきっと、
ニーナを悲しませたままに違いない。
それが許されるのが若さというもの。
昔なら素直に若い男の愛を信じられたのに、
もうシニカルにしか愛を信じられないワタクシは、
とうに昔の少女ではないのだ。
それはともかく、74年のジュリーのかき口説くような歌声は
セクシーで甘く切なく、ニーナの哀しむ姿が目の前に浮かぶようだった。
あれから40年もたって、眼の前で「追憶」を歌うジュリーに
当時の面影は全くない
恰幅よく、ギャングのようなド派手な衣装で歌う2014年の「追憶」は、
ジュリーの深みのある暖かい声が、今なら傷ついた哀しい女の
ニーナを、間違いなく暖かく抱きしめ、二度と悲しませはしない、
そんな包容力を感じさせる、ジュリーの声に
抱きしめらた気分になる、2014年の「追憶」だった。
素顔の26歳のジュリーは可愛い、
でも66歳のジュリーもかわいかったよ
ゲ、きっちり40年もたっている・・・
ジュリーは40年の時も軽々と超えてしまうのだった。
元の写真がデカくてスキャンができません。
あれれ、追憶だけで思ったよりも長くなってしまったのでこの辺で
続く・・・・