東京フォーラムに参加するのは、久しぶりです。「歌って~」の掛け声に、ジュリーが怒った、その時以来かな? 昨日も、度々 客席からの女性の大きなかけ声がかかって(カッコイイ~とか)、その度にすごく気になりましたが、ジュリーは完全にスルーしていていました。
フォーラムは遠いし、大きすぎる会場は好きではないという理由で、なるべくなら敬遠したい・・。 のですが、千秋楽にはやはり参加したい気持ちがあって、久しぶりにフォーラムに行きました。ジュリーの巻き舌の関東弁、横浜弁?語尾の「さー さー」に、ここは関東TOKIOやわ~っと つくづく感じましたね。(^-^)
「まいど おいど!」じゃない「まいど おえど!」も初体験、次は間違えずに サラリと余裕で「おえど!」とジュリーに返したいですわ。(^-^)
「いくつになられましたか?モニターで入って来る映像を見ていると、我がことを見るような・・」ジュリーの観客をマネて 背中を丸めた格好に笑いながら、心の中で「10歳の子供から、〇〇歳になりました」と呟きました。ジュリーから歳を取ったなと思われないように、背筋を伸ばしていきましょうか、これからは。
「探偵」のドラマティックな展開から、次の「そっと口づけを」ではジュリーの歌声が、ほんの一拍だけ遅れる時が二度ほどありました。感極まっているのでしょう、何を思うのか その心情がヒシヒシと伝わってきて 熱唱のジュリーを見守るのみです。
ジュリーの新曲たちは、ジュリーの率直な気持ちをオブラートに包まずに語る曲で、いつもおとなしく座って聴きます。時にはあまりに直接的な歌詞に、聴き手としての自分の有り方、身の置き所の無さを感じる事もありました。
でも昨日の曲たちの中で、一番の快哉を感じたのは「根腐れpolithician」でした。「嘘で かわし 重ね 固め まかり 通す 根腐れpolithician ♪」
まるで今の日本の状況を そのまま歌っている歌詞ではありませんか。モリカケを知らん顔して強引にやり過ごし、今またサクラ問題を 知らぬ存ぜぬで押し通すさまには、呆れ果てています。あんないい加減な答弁で地位の有るいい大人達が、恥かしくないのかしら?気の毒でさえあります。
私の目の前に、午前中に見てきたばかりの桜の花が即座に浮かびました!
皇居で見た、十月さくら🌸
曲に切なさも、哀愁も、熱情も、全ての気持ちを込めて 歌いきるのがジュリーなら、今の世の中の有り方に毅然と、真正面からぶち当たれるのも、ジュリーだからこそ。他の誰にできるというの?まさに、こういうのがロッカーじゃないのん? 今の世の中おかしいと、疑念を持つ人全てに聴かせたい。
あんまり、こういうことは書くべきじゃないかもと ためらう所も思うのだけど、さっき桜の花を見てきたばっかりだから、余計にそう感じたわ。いえ、可憐な冬の桜に罪はないんだけれど。
「根腐れ」の怒りと疑念の沸点からガラリと変わって、その後の「君をのせて」の声が、いっそう甘くて綺麗で またまた心臓を直撃されて。フォーラムに響く、ジュリーの単色ではない、色~んな哀しみや想いが込められている歌声に絡めとられていました。
五木ひろしさんのように、拳を小刻みに揺らして退場・・
そぼ降る雨の中で咲く、10月桜