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若山牧水は国語の教科書に
幾山河 越えさり行かば寂しさの 終(は)てなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥は 哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ
この2首が掲載されていて、暗記したことを覚えています。なかなか言葉の調子がよく、そこに書かれている風景が想像できて、わかりやすい歌だと思いました。今読むと哀愁があり、風景を見ながら人生について思いをはせる作者の心境が感じられます。説明によると
「若山牧水は、明治から大正にかけてのころの有名な歌人です。若いころからいろいろな傾向の歌をつくりましたが、とくに晩年は自然を愛し、素直な心情を歌にしながら、酒と旅を楽しみつつ生涯を終えました。大正13年7月、鳳来寺を訪れ医王院に五日滞在しました。そして、大正15年6月、再び鳳来寺を訪ね、小松家一泊しました。牧水が鳳来寺を訪れた時に
仏法僧仏法僧と鳴く鳥の 声をまねつつ飲める酒かも
という歌を刻んだ碑が、松高院の上の左側の岩の壁にはめ込んであります。……」
となっていました。像の作者は保田井智之でした。
ウィキペディアによると、「大の酒好きで、一日一升程度の酒を呑んでいたといい、死の大きな要因となったのは肝硬変である。」と、なっていました。1928年9月17日 満43歳で没しました。明日が命日ですね。
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