正直な話、私はジャニーズ事務所の歌手が大嫌いだ。まずジャニーズが嫌いだった。見てくればかりのヘタクソ歌手だったからだ。フォーリーブスはフォーリー「ブス」とブスを強調して呼んだ。SMAPはワザと間違えてSWAPと呼んだ。
しかし「世界に1つだけの花」を聞いて初めてジャニーズ事務所の歌手の歌を評価した。ところが何度か聞いていると鼻に付き始めた。「世界に1つだけの花」が「1人1人違う種を持」っているなら受精できない。自家受粉しなければ子孫を残せなくなってしまう。愛を称える歌の筈なのに孤立へと追い込まれることになってしまう。なぜこんな矛盾に陥るのだろうかと考えていると突然とんでもないイメージが浮かんだ。
花屋ではなく八百屋の店先で野菜が自己主張を始める。まずカボチャが言った「俺はカボチャ様だ。」するとダイコンが言った「私こそ女王様よ。」そしてニンニクが言った「ワシが王様だ。」要するに平凡な野菜がオンリーワンを主張するだけの低レベルな世界だ。
個性の強い人は他者と違うことに悩む。なんとか他者と価値観を共有したいというのが彼らの思いだ。一方、凡庸な人は独自性を主張したがる。しかし残念ながら彼らの独自性は誤りにおいてのみ発揮される。2+3=7と主張してそれを独自性だと思い込んでいる。彼らは個性を主張するよりもまともになることを目標とすべきだろう。
オンリーワンという言葉で凡庸な人に迎合しようとする姿勢は宗教に似ている。偽りの価値をバラ蒔こうとするから矛盾に陥るのだろう。
しかし「世界に1つだけの花」を聞いて初めてジャニーズ事務所の歌手の歌を評価した。ところが何度か聞いていると鼻に付き始めた。「世界に1つだけの花」が「1人1人違う種を持」っているなら受精できない。自家受粉しなければ子孫を残せなくなってしまう。愛を称える歌の筈なのに孤立へと追い込まれることになってしまう。なぜこんな矛盾に陥るのだろうかと考えていると突然とんでもないイメージが浮かんだ。
花屋ではなく八百屋の店先で野菜が自己主張を始める。まずカボチャが言った「俺はカボチャ様だ。」するとダイコンが言った「私こそ女王様よ。」そしてニンニクが言った「ワシが王様だ。」要するに平凡な野菜がオンリーワンを主張するだけの低レベルな世界だ。
個性の強い人は他者と違うことに悩む。なんとか他者と価値観を共有したいというのが彼らの思いだ。一方、凡庸な人は独自性を主張したがる。しかし残念ながら彼らの独自性は誤りにおいてのみ発揮される。2+3=7と主張してそれを独自性だと思い込んでいる。彼らは個性を主張するよりもまともになることを目標とすべきだろう。
オンリーワンという言葉で凡庸な人に迎合しようとする姿勢は宗教に似ている。偽りの価値をバラ蒔こうとするから矛盾に陥るのだろう。