老人と若い人を比べた場合、どちらのほうが時間を大切にすべきだろうか。若い人の時間のほうが大切と考えられ勝ちだ。若い人にとっては将来のための貴重な時間であり、老人にとってはオマケの時間だからだ。燃え尽きる前の蝋燭よりも新しい蝋燭のほうが大切なのと同じことだろうか。
これは逆ではないか。皆が80歳まで生きるとしたら30歳の人には50年残っており、60歳の人には20年しか残っていない。もし10年を浪費するなら30歳なら残りの20%を、60歳なら50%を無駄にすることになる。あるいは30歳の人ならその失敗をコヤシにしてやり直すこともできようが、60歳の人にはそんな余裕は無い。消費期限の切れかけた食品を先に食べるように余命の少ない老人にこそ人生を楽しむ優先権があるのではないだろうか。
癌で余命3年と宣告された人なら残された時間を大切にしたいと考えるだろう。3年間を精一杯頑張ろうとする人は勿論、享楽に溺れる人もまた「生き切ろう」とする意欲だ。楽しみを極めずにこの世を去るのは勿体ないと考えているからだ。
老人はなぜ時間を大切にしないのだろうか。それはもうすぐ死ぬという自覚を欠いているからだ。歳を取れば取るほど終わりが近付くという事実から目を背けているからだ。
残りが少ないと自覚すれば暇潰しなどしていられない。ようやく「社畜」という奴隷的境遇から解放された自由な時間を精一杯楽しまない手は無い。
老人よ人生を楽しめ!余命の短さを自覚せよ!
これは逆ではないか。皆が80歳まで生きるとしたら30歳の人には50年残っており、60歳の人には20年しか残っていない。もし10年を浪費するなら30歳なら残りの20%を、60歳なら50%を無駄にすることになる。あるいは30歳の人ならその失敗をコヤシにしてやり直すこともできようが、60歳の人にはそんな余裕は無い。消費期限の切れかけた食品を先に食べるように余命の少ない老人にこそ人生を楽しむ優先権があるのではないだろうか。
癌で余命3年と宣告された人なら残された時間を大切にしたいと考えるだろう。3年間を精一杯頑張ろうとする人は勿論、享楽に溺れる人もまた「生き切ろう」とする意欲だ。楽しみを極めずにこの世を去るのは勿体ないと考えているからだ。
老人はなぜ時間を大切にしないのだろうか。それはもうすぐ死ぬという自覚を欠いているからだ。歳を取れば取るほど終わりが近付くという事実から目を背けているからだ。
残りが少ないと自覚すれば暇潰しなどしていられない。ようやく「社畜」という奴隷的境遇から解放された自由な時間を精一杯楽しまない手は無い。
老人よ人生を楽しめ!余命の短さを自覚せよ!