現役時代は、田舎に住む母を扶養親族に登録して毎月銀行振込で仕送りをしていた。退職後は現金を直接手渡すようになった。ふと、とんでもないことを思い付いた。私が扶養をせず母に生活保護を受けさせたらどうなるだろうか。
現状は毎月、大体次のとおり。
○私 扶養控除1,000円 仕送り50,000円 合計△49,000円
○母 年金50,000円 仕送り50,000円 合計100,000円
一方、母が50,000円の生活保護を受けたらこうなる。
○私 扶養控除0円
○母 年金50,000円 生活保護費50,000円 合計100,000円
これなら母の生活は全く同じままで私の負担が減って公費支出が49,000円増える(生活保護費50,000円ー扶養控除1,000円)。更に医療費まで無料になる。私とて鬼ではないので幾らかを小遣いとして渡すとしても現状よりも負担は小さくなる。
こんなことをしている人が決して少なくないのではないだろうか。せっかく国が金を出すと言うのだから国民として受給する権利がある。それどころか権利を行使しない人こそ無知蒙昧であるとさえ言えよう。生活保護を受ければダブルインカムやトリプルインカムまで可能になる。
私自身がこんなことをしようとは思わないし他人に勧める気も無い。しかしこんな方法を使う人を咎めることもできない。親の扶養が子の義務とはされていないので合法だからだ。生活保護を受けている老人の少なからずが、そのほうが得だからという理由で子による扶養を受けていないのではないだろうか。一時期問題になった公務員の親の生活保護費受給率の高さはこの実例ではないだろうか。
こんな妙なことになるのは扶養控除が少な過ぎることも一因だろう。私は基本的には控除を増やして給付は減らすべきだと考えている。子ども手当てなど無くして扶養控除を充実させるべきだと考えている。そうしないと正直者が馬鹿を見る変な社会になると思う。
なお、4月19日付けの「養老放棄」ではこんな裏技ではなく、社会問題として捕らえているので参照して欲しい。
現状は毎月、大体次のとおり。
○私 扶養控除1,000円 仕送り50,000円 合計△49,000円
○母 年金50,000円 仕送り50,000円 合計100,000円
一方、母が50,000円の生活保護を受けたらこうなる。
○私 扶養控除0円
○母 年金50,000円 生活保護費50,000円 合計100,000円
これなら母の生活は全く同じままで私の負担が減って公費支出が49,000円増える(生活保護費50,000円ー扶養控除1,000円)。更に医療費まで無料になる。私とて鬼ではないので幾らかを小遣いとして渡すとしても現状よりも負担は小さくなる。
こんなことをしている人が決して少なくないのではないだろうか。せっかく国が金を出すと言うのだから国民として受給する権利がある。それどころか権利を行使しない人こそ無知蒙昧であるとさえ言えよう。生活保護を受ければダブルインカムやトリプルインカムまで可能になる。
私自身がこんなことをしようとは思わないし他人に勧める気も無い。しかしこんな方法を使う人を咎めることもできない。親の扶養が子の義務とはされていないので合法だからだ。生活保護を受けている老人の少なからずが、そのほうが得だからという理由で子による扶養を受けていないのではないだろうか。一時期問題になった公務員の親の生活保護費受給率の高さはこの実例ではないだろうか。
こんな妙なことになるのは扶養控除が少な過ぎることも一因だろう。私は基本的には控除を増やして給付は減らすべきだと考えている。子ども手当てなど無くして扶養控除を充実させるべきだと考えている。そうしないと正直者が馬鹿を見る変な社会になると思う。
なお、4月19日付けの「養老放棄」ではこんな裏技ではなく、社会問題として捕らえているので参照して欲しい。