うたかたの夢暮らし 睡夢山荘にて(Dream life of Siesta hut)

夢から覚めた泡沫のごときだよ、人生は・・
せめて、ごまめの歯ぎしりを聞いとくれ

大雪情報に閉ざされて

2023-01-24 16:09:19 | 冬篭り

今冬一番の大寒波情報で!!  不要な外出を控える事にしたのだが、

何時になっても、いい天気だ!!

10年に一度の大寒波と大雪なのだそうだ!

仕方がないので、近所で唯一のお気に入りのお店で昼呑み

海老と鱚、那須にピーマンに南瓜の天種に、丼ぶりイッパイの出汁汁

アツアツの天種を蕎麦汁に浸したのをツマミに、ぬる燗酒を頂くのがこの店に来たときの定番になった。

それにしても騒ぎ過ぎではないのか?

金沢や鳥取、日本海側の各都市から大型台風襲来並みの実況だ!

この季節の降積雪は当たり前で、逆に道路に雪の無い上越や2階の窓から出入りする秋田の風景が見られないのが、変なのでは?? 地球温暖化の影響だろうか、近年少なくなった積雪を憂う報道は無い。

この間の政治の可怪しさから、目を逸らさせるマスコミの陰謀論が市井で語られる!!

ほろ酔いに任せての蕎麦屋談義と、角の立ったせいろ蕎麦である

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独り山籠もりの日々

2021-01-20 23:24:04 | 冬篭り

covid-19を避けてと、格好の口実に独り山籠もりしている。

気温は2℃~-7℃の日々が続いて、農作業は完全に休止である。 畑仕事と云えば、埋めてある大根と里芋、植えたまま放置状態の人参と白菜、長葱を必要なだけ掘り出したり収穫したり・・・・

日々の暮らしは、自らの身体を快適に維持することに専念しているといってよい。 と言っても、なかなかこれが忙しい、衣食住 独りで全てをやらなきゃ誰もやってくれないのである。

まず、食である。山籠もりで唯一の楽しみは食の楽しみであろうか。

ジャガイモ、白菜、キャベツ、大根、人参、長ネギ、里芋、大蒜は自家栽培であるからいいとして、肉魚、調味料、牛乳、卵、酒、珈琲、パンは最低近隣のスーパーで調達となる。 これにしても、毎日20分もガソリン代掛けて買い出しするわけにもいかないので、1週間に1回と決めている。料理に関しては好きの部類に入るので苦にはならないが、作ったら片付けなきゃならない。これが結構大変なのである。

衣である。 洗濯である。これも誰もやらない自分でやるより他はない。これに怠けるとむさ苦しいだけの爺いになるだけなので、アイロン掛けまでやる。

住は日常的には掃除ということだろうか。これも単に掃除機をかければ良いというものでもない。一週間に一度は拭き掃除も必要である。快適に過ごすには・・・・お風呂は自前のシャワーは真冬の氷点下では少々覚悟がいるので、殆ど近隣の町営温泉でお世話になる。

しかし、これだけでは無い。夏の畑作業で手を付けられなかった懸案を片付ける絶好の時間なのである。

靴箱制作しかり、薪ストーブの薪の調達、庭木選定、玄関三和土のコンクリート補修や未着手の建具造作、浴室の断熱と内壁工事等、今冬作業だけでも目白押しである。



取敢えずは靴箱本体は出来た。後は引き違い戸の制作完成を目指す・・・・前に・・・・

好天の日よりに誘われて、庭木 桜の剪定伐採に取り掛かることにした。

2005年4月に直径15cm 8万円で購入植樹したソメイヨシノが3倍程度の太さに成長し、畑の日照を遮り不毛の場所になってきた。

シンボルツリーとして、なかなかの樹形になっているのだが背に腹は代えられぬ。南側大枝を剪定伐採することにした。

2005年植え付けの様子

15年前はこの程度の高さはヒョイヒョイだったのに、一番下の枝まで上がると怖いこと・・・・

体幹の衰えを実感・・・・・

へっぴり腰でのチェーンソウでは! !

四苦八苦、何とか目的達成 ・・・・あと15年後は無理だろうな~・・・

独り田舎暮らしは忙しい・・・・

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友へ

2020-12-05 10:30:07 | 冬篭り

      ● ●  ● ● くん

ストーブの薪に火が付きました。

ここは秋と初冬が綯い交ぜに訪れます。

一昨冬から燃焼効率の低下に悩まされて、とうとう15年経たストーブを更改しました。

君が何度か足を運んで釘打ちを手伝ってくれた我が山荘も、15年を経たということです。

 

 今日は、しきりに君の事が僕の脳裏に去来します。

君があの頃、好んだブラックニッカウイスキーではなく、当時より少しは高級なシングルモルト余市12年を傾けています。

 君がしきりに現れるからウイスキーにしたのかも・・・

 

 先日、記録した昔日の交遊録からして、僕の一生の最も鮮烈で且つ、何度でも立ち返るべき時があの十年だったと思えます。

それ以前でもなく、それ以後でもない。

 未熟だったし、何も知らなかった。

読んだことも無かったマルクスを齧っただけで、大言壮語に至り・・・・

それより何より女も知らず・・・・人生を語った。

 それだとしても、あの十年が在ったからこそ、僕は七十年の時空をなんとか、それなりに過ごして来られたのだと今だからこそ思うのです。

 

 君の病を聞いたのが、初夏だった。

痛恨の思いというのが、これなのかも知れない。

 

 本当に幼い頃、「人は死ぬのが必定なのに、何故に生の時を営々と重ねるのだろう?」と、問い続けた事があった。

 堂々巡りの解のないまま何時しか、そのような問いを忘れて巷間の凡事に己を埋めていたような気がします。

 あれから、五十五年経った今でも、解は無い。

 アフリカやアラブの難民や民族紛争に追われた少年少女の命と、僕らの命の重さの非対称性を現実、目の前にしたとしても尚、甘っちょろい生きる意味の問いに執着する七十歳なのである。

 魔病に苦しむ君を前にして「 何を?! 」と、また昔のような痛撃を喰らいそうです。

もう、僕には意味のない事に執着している時間は残されていなかったと!!!

  と、云いつつ、取り返しのつかない地球環境破壊、制御不能な原子力の利権に振り回される現実、歴史の教訓を生かせない政治と民衆など等、あまりにも光明の見えない行く末に、思いを致し想いを伝え残すことしか、やれそうなことは無いのかと。

 それにしたって、あの10年を通してその後、結局何事も無しえなかった事を思えば、その事さえも世迷言だと一笑に付されるのでしょうが・・・・

 

 あ~、 それにしても、何れにしても・・・

君は先に逝くのだろう???

もっと早くに、世迷言を話したかったし聞かせたかった。

 

結局は独りになった、君の居なくなった残りの数年間の寂しさを、今の僕は一番心配しているのかもしれない。

 

 ウイスキーの酔いに任せて、在らぬことを書き連ねているようです。

 

 病の前に居る君にとって、安らかな時が多くあることを、祈ってます。

 

             2,020/11/✖✖  ●●

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薪ストーブ更改

2020-10-10 21:45:04 | 冬篭り

2005年8月導入の薪ストーブを更改した。

未だ建築途上の我が山荘の暖房設備として、夏の盛りに準備導入したものである。 実際の使用開始は当年10月頃であったろうから、丸々15年での更改と云うことになる。

当時のブログ再掲してみよう

さて、薪ストーブなんだが、ここの暖房はガスや電気を使わないで薪ストーブに最初から決めていた。遠赤外線の放射熱と木の保温力や湿度調整機能が、より自然であるとの想いからである。もちろん趣向の問題は一番なのだが・・・・・ まあ、見てください!!自慢の一品!

バーモントキャスティング社のイントレピッド、本体の二倍の値段はする二重煙突、炉台は断熱パネルの上にレンガとテラコッタタイルを敷き、壁面は50mm間隔をとり、レンガを横積みした手作りである。炉台縁は上がり框の檜の残材である。中々の出来具合でしょ!!

当時の導入価格は本体と煙突と設置工事費を含めて、税込753585だった。

さて、今回は昨年更改を思い立ってから、一年の検討と資金準備期間を要した。本体のみの更改で済むから当時と比較すると安価とは言えるのだが・・・年金生活者にはそれなりの高負担である。  税込352000

機種では、アメリカ製の先代イントレピッドⅡはデザイン優先の選定だった。 結果15年で本体変形による燃焼効率悪化とメンテナンス費用増の憂き目にあった。  一生物のつもりが15年で使えなくなった。

今回は、北欧製品に絞って、且つ性能に注目した。   ノルウェーのヨツール社とデンマークのモルソー社で迷った。結果、販売施工業者の勧めでモルソーの7110CBにした。

燃焼効率75.5%とクリーンバーン二次燃焼方式の性能である。 鋳物の本体内側にセラミック板を付加して蓄熱効果と耐久性向上が特徴だ。定量的な数値レベルではヨツールが89%、イントレピッドが81%との表示が有るが、普遍的な数値と云えるかどうか疑問だった。

価格はヨツールF100で24万円、イントレピッドⅡが35万円、モルソー7110CBが37万円であり、最も高価ではある。

さて、今回の選定が、凶と出るか吉と出るか????

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冬ごもり

2020-02-11 13:19:01 | 冬篭り

2020年2月11日 雪景色と睡夢山荘

辻潤の「絶望の書」を50年ぶりに読んでいる。

20歳の頃、読み耽った日から半世紀も過ぎたとは??

 

辻潤

明治17年~昭和19年 享年60歳 死因 餓死

当時の日本のダダイズムの中心人物の一人

作家、翻訳家

 

周辺人物

伊藤野江、大杉栄、高橋新吉、竹林夢想庵、吉行エイスケ、辻まこと、平塚雷鳥

 

ダダイズム

第一次大戦後1916年頃のチューリッヒを起点に起こったと言われるダダイズム

日本の1920年代のダダは、アナキズム、表現主義、未来派、構成主義、プロレタリア芸術等と完全に区別がついていた様子はない。むしろ成立の背景が異なるこれらの運動を、伝統や規範を否定する新興芸術として一緒くたに捉えていたようにみえる。当時の若い芸術家にとって重要だったのは古い美学を破壊する精神だった。

大正ロマンで代表される時代背景は、列強に伍して存在感を意識し始め高揚した精神と農村の疲弊や普通選挙、大逆事件などの社会矛盾等、現実と精神の相克の時代であった。

治安維持法が猛威を振るいだす昭和初期への陰鬱な影を映すような思想芸術運動だったのかとも。

現下の平成から令和への時代風景に相似してはいないだろうか???

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