32歳の子が64歳の父親を口論の末、殴り殺してしまったニュースに接した。
32年前は父親は32歳だった。
父親を殺した子供と同じ年に、父親は我が子を手にした。
様々な思いや労苦を費やした子育てだったであろう。自ら育て上げた子に自らの命を絶たれた無念は想像を絶するものがある。
そしてまた、怒りや短慮の末に、あるいは偶発的に、しかし結果的には父親殺しに至った息子は、どのようにこの結果を背負っていくのだろう。
何という因果であろう。
地球を汚し、様々な生命体を絶滅危惧種に追い込み、自ら作り出したプルトニュウム(原子力)を兵器やエネルギー源に至り制御できなくなった人類は、もしかしたら自ら絶滅に向かい始めた兆候現象ではないのだろうか??
いずれにしろ、痛ましく悲しい出来事である。
同世代の痛恨の出来事に、浮かんだ想念です。