もう、いい加減に自覚し、慣れないと!!
信号の無い横断歩道での出来事。
集団下校中の小学生の一団に出会った。
当然のことながら、お先にどうぞと手で合図!
礼儀正しい上級生、有難うございますって・・!!帽子を脱いで一礼。
次に出た言葉 「みんな早く渡れ!・・・! お爺さんが待っててくれるから・・」
えっ ! ホンの一瞬なのだが、自分の事だと判らない自分が居た。
小学生達を見送り、横断歩道を通過しながら、独り車内で、ほろ苦く大笑いしたものだ。
私には孫が居ない、兄妹にも子は居るが未だ孫が居ない。
要するにお爺さんと呼ばれる環境が私の周りに無い。
半年くらい前に、ボランティア子ども食堂の手伝いに出向いた際、小学生の男の子に、「お爺さんはどこの人??」って、声を掛けられ、同様に自分の事だと判断できなかったことが有った。
僕のうろたえた様子に違和感を覚えたのだろう、大学生ボランティアメンバーが話を聞いてくれた。
笑い話だって自虐ネタとして話したのだが、彼女が気を回してくれたのだろう。
その後は名前でしか呼ばれたことは無いのだが。
確かに、70過ぎればお爺さんである。見た目も我ながらお爺さんの風体をすっかり纏っている。
今回で2回目である。 今回まではご勘弁を !!
3回目からは、しっかり覚悟してお爺さんと呼ばれましょう・・・・・
男性はあまり拘らないと思っていましたが、やはり違和感を持つ人もいる筈です。
でも、子供は悪意はなく、素直に風貌から呼んでいるので、自然体で接したらいかがですか。
しかしながら、老爺ということばは無いのに老婆という言葉は厳然と存在します。
松本清張の「点と線」に、”60過ぎの老婆…”というくだりがあります。ちょっと前の小説ですが、今なら糾弾を受けそうですね。
「くそばばー」「ねこばば」「ばばっちー」「うばすてやま」・・・考えさせられますね。