年一回の健康診断に妻と同道して行ってきた。
現役時代の手厚い健康診断と違って「えっ!これだけ!」の検査項目であった。
( 尿検査、血液検査、血圧測定、体重、身長、腹囲、医師面接と肺と心拍の聴診 )
現役時は、少ない検査項目時でも( 検便、胸部X線、心電図、腹部エコー、視力、聴力 )が余計に有ったものだ。
これに2年に一度は 胃部内視鏡とが加わり、検便結果によっては、大腸内視鏡検査が追加されていたのだ。
何が何でも沢山やれば良いと云うものでも無いし、昨今の高齢者医療経費の増加に保険制度が見直しを迫られているのも承知しているのだが・・・
正直、この程度の検査項目で何が見えてくるのであろうかと疑問が湧いた。
生産世代に属さない高齢者に健康維持は不要だと言われたようで胸糞悪い思いである。
これと、機を合すように、資格喪失証明書なるものが、送られてきた。
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今月末で定年退職して満2年となる。
厚生健康保険は退職前の保険組合加入が、2年間は認められていた。
これが規程2年間を満了するので、保険証を返すようにとの連絡である。
2016年は20万円強の保険掛け金を払ったし窓口支払が配偶者と併せて10万強であった。3割負担であるから実際には32~33万の医療費が掛ったことになる。
残りの20万強を保険組合が支払った勘定だからトントンと云えばトントンだし、見ようによっては全額自腹で払ったようなものである。
それでも保険財政は赤字なのであろうが・・・
それにしても、現役時代に比した医療費の増加に、高齢自覚と診療報酬の高さに恨めしさを覚えるのである。
因みに、私の医療費の殆どが歯科診療費用であり、時として加療される過剰治療も医者の懐具合で匙加減されているんじゃないかと、・・