【まえがき】
このバス「岐阜バス・高速高山線」を利用した経緯や理由というのは、「(この時期に)夜行で関東圏から高山に一発で行けるバスがなかった」ということにも由来しているのだけど、岐阜から高山へ行ける便はとにかくありがたかったな。
本来であれば、夜行で名古屋まで来たら、名古屋からの高山行きを利用すれば幾らかお得だったのではないかと思われるかもしれないが、名古屋と岐阜にそれぞれ私用があったので、このバスはむしろ当方にとって願ってもない路線高速バスだったことは申し添えておこう。
(JR岐阜駅から歩いても来られる名鉄岐阜駅に近いバスターミナルは、誰でも迷わず来られると思う)
【シーズン外のド昼便はガラガラ】
利用した便は、岐阜発12:30。
この便は、高山での到着時刻が14:30と一般的なホテルのチェックイン前にあたる時間となり、ちょっと中途半端な時間帯だったのか乗客は自分を含めて10名もいなかった。
でもバスの外観は、とてもきれいだし車内も清潔感があって気持ちよく過ごせそうだった。
(岐阜BTに入線中の同バス。デカいが安定感もありそうで好感が持てる車体という印象。)
【バス自体は再塗装も車内は近代的】
添付画像もご覧いただきたいが、この大型バスで予約便として運行するということは、シーズンになれば満席になることがあるということ。
(高山BCでの1枚。シーズンオフでもこれだけデカいバスで運行しているのだ。)
ゆえに今回は自分がシーズン以外に利用したことが証明されたともいえるだろう。
座席は、過去ログで紹介した「ドリームとよた3号」に比べたら3倍はフカフカで快適だ。
ただし、ゆったり座席ではなくて通常座席であるため、身長180cmのオジサンが着席すると膝までの距離は5cmほどしかなくなかなかの窮屈さはある。
なおかつ、隣席とは余裕なく、もしお隣さんがいたら自分みたいなデブはさらに窮屈さを与えてしたかもしれない。
なお、バスにはトイレ付・Wi-Fiあり・全座席USB付きだけど、2時間の行程であるため、途中休憩はない。
(USBは全座席に完備。コンセント式ではない。ほぼ山間部を走るのでWi-Fiは本当にありがたいサービスだ。)
【安全安心】
このドライバーさんだけかも知れないけれど、妙に安全安心感が乗客に伝わる運転をしてくれたのは、ありがたいなぁと感じるばかり。
参考までに到着時刻は、10分程度早く着いたのだけど、ひとつも違和感を感じずに過ごせた旅だった。
【岐阜バスの印象】
当高速バスを利用する前に同社の路線バスを利用したのだけど、車内にはTVモニターもあるバスがあったり、JR岐阜駅のバス停には液晶の発着案内パネルがあったりと、名古屋駅の市営バスにもなかった新時代の様相に驚いたのは言うまでもない。
個人的に言わせていただければ、ここまで乗客に丁寧なのに、なぜ交通系ICカードに対応していないのか残念に思うところでもあるけどね。(名鉄系なのに?)
【PS】
このバスは、案外大都市を経由しないので、ストレスは名古屋発着便より全然ないと思う。
もちろん、片道500円弱の鉄道移動負担分が割高にはなるけれど。
あと不思議なもので、特急ひだ号を使って高山入りした時よりも、今回の岐阜高山線で高山入りした時のほうが圧倒的に疲労感を感じなかった。
このことは、逆に言えば遠いところを移動してきたという「旅感」もあまり感じなかったということの裏返しに、バスのほうが「快適感がある」ということにつながるということかな。
(雨の高山BCに到着してパチリ。3ケ月ぶりにきた高山は、まだ記憶のとおりだったな。)
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