この話は、勿論、我が家族の話。
マイブラザーの話だ。
あの不運な事故からちょうど1年くらいたち、病院の転院3件目なのだが、現病院が最も長くいなければならない予定となっている。
2件目となる埼玉の病院に見舞いへ行ったときは、ただでさえガリガリの弟が、さらに痩せていた。
頬がこけ、摂食障害で入院しているのではないかと思うくらい、ひどい痩せ方だった。
もともと食も太くなく、太れない体質ではあるが、慣れない環境から、体重が落ちているものとばかり思っていた。
つい先日、オヤジが彼のいる静岡の病院に見舞いに行った際、さらに痩せこけていたという。
聞くとストレス性の胃炎なのか、食事が入らないというが、本当の原因は違うらしい。
率直に言えば、「イジメ」があるらしい。
4人部屋に押し込められているのだが、その部屋にはジャイアンがいるらしく、他二人はスネ夫野郎がいるものと話から推測された。
実は、このジャイアンとは2件目の病院で同室だったようで、その頃から、気の弱い弟を目の敵ヨロシクやっていたらしい。
不運にも3件目でも相部屋になったというわけだ。
弟は何も言わないらしく、味方となるであろう看護士(世話役)にも打ち明けていないらしい。
異常な痩せ方を見て、心配したオヤジが、なんとか聞き出したようだったが、何も出来ず帰ってきたとのこと。
(このままでは、リハビリも出来なくなる体になってしまうことが最大の懸案なのだ)
世話役に相談すれば、めぐり巡って、またジャイアンの耳に入り、またイジメの対象となるからだという。
この「ド最低なヤロー」に一矢報いたいのだが、考える手立てが見つからない。
「院内の患者同士によるイジメ」は、現実にある状況だろうとは思っていたが、まさか身近でこんなことが起こっていたとは想像もつかなかった。
社会復帰出来ないまでも、生きていくため必死に努力している人間を、イジメの対象とするなんて、もはや人間以下のクソだ、いやクソ以下だ。
聞くとジャイアンのほうが重度の障害を背負っている状態らしいが、弟は先天性の障害があることをジャイアンは当然知らないため、同部屋にされていることが腹立たしいのだろうか?
人には事情があり、障害があろうがなかろうが、同じ人間のハズだ。
しかも弱者が集まる病院で、なんたることだ・・・・
・・・弟は、メールが使えるから、ヤツには別な話題でたまに接してみようと。
そして少しは気を紛らわしてやろうと思うくらいだ、オレに出来ることと言えば。
でも、悔しいねー
そんなクソ以下野郎にギャフンと言わせたい。
「オメーは最低なヤローだ」と一言直接言いたい。
弱者が弱者の中で順位付けをして、弱者が弱者へイジメの対象とする
オレに言わせりゃ最低の中の最低な野郎だと思うわ。
ちなみに、このクソ以下野郎は、40代半ばで妻子持ち。
人間として社会で認められている性格の持ち主だとは、とても思えない。
他の病院でも大小あるだろうけど、このような事象には、どのような対応がいいのだろうか?
どなたかに知恵を拝借したい気持ちで一杯だ.....