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たけはる(日本料理/辻堂)
*「湘南乃味覚」を求めて遠方からやって来る人も!
日頃から何かとお世話になっているスティーブ@茅ヶ崎氏に教えていただいたお店。
隔月で通っている茅ヶ崎の整体院でリフレッシュした後、1人で暖簾をくぐりました。辻堂駅西口からは徒歩で数分の距離ながら、人目につきにくい場所なので通りすがりに入る人は稀でしょう。
「湘南乃味覚」を求め、遠方からわざわざやって来る人も多いとの誉れ高き名店も、構えは至って普通の小料理屋です。
18:30過ぎにお邪魔すると、小上がりとカウンター席のみのこぢんまりとした店内は、すでに常連客でいっぱいでした。
カウンターに座り初訪問であることを告げると、先客さんたちが次々に声をかけてくれました。
一見無愛想で気難しそうなご店主も、カウンター越しに話をするうちにやさしい人柄だと分かります。
にこやかで気立ての良さそうな女将さんは、ご主人とまさに「あ・うん」の呼吸でお店を盛りたてていらっしゃる様子。
この雰囲気なら、1人でフラリと寄っても居心地は抜群、わざわざ市外から通う人たちの気持ちも分かります。
〓いただいたお料理〓
(クリックで拡大します)
ご店主にお酒も肴もすべて「お任せ」しました(どういうモノが出てきたかは画像をご参照下さい)
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山菜の煮漬し
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ひじき煮
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ホタルイカの塩辛
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ばくだん(生雲丹入り)
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タラバガニの外子
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干瓢巻き
干瓢巻きは絶品! 海苔がとても香ばしくて(軽~くあぶってある?ほんのりと温かい)、寿司というよりおにぎりっぽい。
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にごり酒と共に登場した、このセリみたいなお野菜は海岸の砂地で取れるのだそうです。
真っ黒な辛~いお味噌が添えられていて、それを舐め舐めポリポリとかじるという食べ方をするのですが、コレが何とも言えない甘みがあって美味しいんですよ。
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お酒は岐阜、静岡、飛騨の地酒。いずれもスッキリとした辛口ながら口当たりは柔らかく飲みやすい。さらにこの銘酒がガンガン進むような料理が次々と登場します。飲兵衛が通いつめるのもわかりますよねぇ。
しかし、画像をUPしてしみじみ思ったことは「これが女1人でカウンターで食べるモノかい」という…(^^;)。
いや、美味しいんですよ!もうメチャクチャ!!
でも、グラスのサイズ的に「ほとんどコップ酒」を3杯も(ミニグラスのにごり酒はとりあえず外して)飲みながら、こんな「通な」肴が並んでちゃ「まるで飲兵衛親父の豪勢な晩酌では…」ないですか。
初対面で「お任せします」でこれって、ちょっとヤバイのでは?
私ってそんなにバカスカ飲みそうに見えるのでしょうか???
ただ今真剣に悩み中(爆)。とは言え当日は全く気にもせず上機嫌だったわけですが…。
----------------------------------------------------〓いただいたお酒〓
(ラベルはクリックで拡大します)
■高砂
静岡県のお酒。蔵元は富士宮浅間大社のすぐ西側にあります。創業は天保2(1820)年。当時、駿河湾から駿東にかけて「ごうりき」という酒造りに適した米がとれ、富士山の伏流水があったことがこの地に酒蔵を構える発祥になったとされています。代々「能登杜氏」による「山廃仕込」「再仕込」などの味口造りの酒は、仕込み水である富士の水(軟水)の特徴なのか、口当りが優しく、辛口なのにほのかな甘味が感じられます。主な原料米は兵庫県産山田錦、北長野の美山錦、北陸の五百万石。
■千代菊
羽島で250年余り9号酵母系の酒造りを行っている蔵元。蒸米機、製麹機を自社開発し、仕込み方法も伝統的なスタイルに固執せず、より良い酒造りに尽力していることで有名なのだそう。標榜は「平凡の銘酒」。親友や家族のように、ごく自然に身の廻りにあって違和感無く普通に愛される酒―ということ。
仕込み水は地下128mの長良川伏流水。軟水の特徴を生かした生吟醸酒「千代菊生吟醸」は、すっきりとした辛口ながら、柔らかくふくよかです。
■しろき飛騨仙郷
合掌作りのラベルがステキな、冷やして美味しいにごり酒。飛騨の極寒造り本醸造の此方は、麹の匂いがほのかに香る甘口です。仙人の郷で醸し出された、まさに至福の味わいは〆の一杯にピッタリ(この後大船で「ハシゴ」したせいでとんでもないことになるわけですが…)。----------------------------------------------------
しかし、これだけ飲み食いして支払いは3,000円ポッキリとは!
まさに奇跡のようなCPです。
スティーブ先生、次回は鍋でミニオフ会といきましょう
■竹はる
□11:30~14:00 17:30~21:00
□日曜定休
□茅ヶ崎市浜竹3-4-4
□0467-85-9350