ああ終わっちゃった。。。
2024/03/30 Sat.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『不適切にもほどがある!』最終回まで完走しました。
シニカルさを全面に出した“意識低い系タイムスリップコメディ”かと思いきや、コンプライアンス的にがんじがらめの時代性に斬り込み、震災や運命のやるせなさを描きながら、絶妙なクドカン節を突きつけてきたのは家族への愛だった、という。
「寛容であれ」って大事なテーマ。
市郎もサカエさんも昭和と令和の常識が全く違うことを学んで、多様性の本質を知り寛容になることができたのです。
毎週ゲストが豪華だったな。
8話のキョンキョンにもビックリだったけど、最終回は成田昭次が参上。ミュージカルシーンも楽しかった。山本耕史の布袋モノマネや、古田新太と錦戸亮ツーショット、色んな要素が詰まりまくったラストショーはまさに大団円。
近藤真彦を卒業した大江千里風ムッチ先輩。
スキャンダルの老マスター、『GTO』の現国の先生だったのか!?
ダブル阿部ちゃん。
懐かしい! このポスター、わしも持ってる!!
メンズノンノモデルの阿部寛も「東大へ行け」と言い出すのよね。受験勉強する純子が壁に貼るのもわかるw
河合優美、聖子ちゃんカットの方がかわいい
この場面、衣装の色を合わせているのね。
相談に乗る純子と渚、時空を超えて交わる母と娘の姿がやるせない。幼い時に死別してしまった母に出来なかった、職場の部下との関係の相談。純子の答えがホントに優しくて、子どもに返ってしまう渚ー泣けます。
市郎が純子を救うために未来を変えようとすることもなく、身近な人を大切にしようっていうことで終わったのがものすごく良かった。後悔することがないように。
キヨシが佐高くんに言った言葉、
「学校なんてさ、自分と気の合わないやつがこの世界には存在するっていうことを勉強する場所だけどさ
3年かけて自分以外は頭おかしいって確認する場所だけどさ…」 ちょっとジーンときた。
わしの学校生活って、気の合わないやつも自分以外頭おかしいやつもいなかったけど、「その中で1人か2人友達が見つかれば」という存在もいなかったの。
クドカンはミュージシャンに対してリスペクトがある。最後に登場したCreepy Nutsのライブシーンはとても素晴らしい。
「2024年当時の表現をあえて使用しました」のテロップはすっごく衝撃的だった。
さらに遠い未来(2054年)から見れば、昭和と令和の価値観を時代と並べて描いた作品なのだ、というオチ。今の社会も30年後は過去になる。人は変わらなくても世の中は変わってゆく。
これからの30年をどう生きるか、そう考える大変有意義な?ドラマだったと思う。いやー3ヶ月楽しませてもらいました。
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』|TBSテレビ
TBSテレビ 金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』の公式サイトです。TBS「金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』」の番組情報ページです。
TBSテレビ
このまま終わってしまうのがもったないな。。あと1回くらい、せめてスペシャル版でこの後の続きをもうちょい見たい。