ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

♪Alabama Song/The Doors

2018-08-26 11:19:16 | ようつべ三昧
The Doors のベスト盤で一番好きな曲は Alabama Song(Whiskey Bar) なのだけど、この曲はオリジナルじゃないのね。

『三文オペラ』でおなじみの劇作家ベルトルト・ブレヒトが手掛けた『マホガニー』の劇中曲で、作曲者はクルト・ワイル。酒場を巡り、男にたかって小銭を稼ぐしたたかな売春婦たちの歌で、David Bowieをはじめ多くのミュージシャンがカバーしているもよう。

『愛の嵐』の劇中で歌われたマレーネ・ディートリッヒの「Wenn Ich Mir Was Wunschen Durfte」に通じる、ちょっと退廃的で奇妙な魅力を感じさせる不思議な歌です。




歌詞は こちら

■アラバマソング(ウイスキーバー)

なあ、次のウイスキーバーを教えてくれよ
理由は聞くな

ウイスキーバーが見つからなきゃ
俺たちは死んじまう
マジだぜ 俺たちは死ぬんだ

ああ、アラバマの月よ
お別れを言わなきゃな
俺たちのやさしいママは死んだ
だからウイスキーをやらなきゃ わかるだろ

さあ、可愛い娘ちゃんのところへ連れてってくれよ
理由は聞くな

可愛い娘ちゃんが見つからなきゃ
俺たちは死んじまう
マジだぜ 俺たちは死ぬんだ

ああ、アラバマの月よ
お別れを言わなきゃな
俺たちのやさしいママは死んだ
だからウイスキーをやらなきゃ わかるだろ

Kurt Weill

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

男が歌うと女好きのアル中がクダ巻いている感じですが、酒場の客にたかる娼婦たちの歌なら「次の店を見つけないと死んじゃう」という歌詞に説得力がありますなぁ。
ちなみにオペラで歌われる原曲は「little girl」ではなく「pretty boy」となっています。

こちら で対訳字幕付き(ジワジワくるw)の動画が見られます。

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