コート・デュ・ローヌの「幻の赤ワイン」
スティーブ先生がまたまた素晴らしいワインを持ち込みして下さいました。今やオークションでも滅多にお目にかかれない幻の赤ワインだよ!しかも先生、1998年モノと間違えて1988年の超お宝ヴィンテージを持って来ちゃったからタイヘン! 私とかおりんにとっては願ってもないプレミアムディナーになりました。やっぱ普段の行いがいいからね~。
おすそ分けを貰ったソムリエさんも嬉しそうでした。
■Chateauneuf-du-Pape Clos Saint Pierr
シャトー・ヌフ・デュ・パフ クロ・サン・ピエール
産地:コート・デュ・ローヌ南部(フランス)
生産者:アンドレ・ブリュネル
品種:グルナシュ65%、シラー10%、ムールヴェドル20%、サンソー、ピカルタン5%
一部除梗しないままのブドウ房もいっしょに発酵樽に入れ、温度コントロールされた環境で長時間かけて発酵させ、熟成にはオーク樽を使用。13種類のブドウを使うといわれるパフにしては少ない品種です。まるでストロベリーキャンディやブルーベリージャムを思わせる甘酸っぱいブーケとコーヒー豆のようなアロマに、雨上がりの土の匂い(わかる?)が複雑に混ざったような、なんとも個性的で特徴のある香り。まるで甘くないポートワインという感じ(ボキャ貧でスミマセン)。濃厚で渋味の少ない赤ワインながら、濃密なエキス分を持ち、果実の甘みと野生味の余韻が長く楽しめます。「曲者」揃いのローヌワインにしては実に飲みやすく美味しい逸品。長生タイプなので、成熟すると(てか、成熟したものをいただいちゃった!)カカオやナッツのようなまろやかさが楽しめます。
本格的に開くのはなんと抜栓後6時間!だそうなので、ゆっくりと楽しみましょう。お食事の2時間前には栓を抜いた方がいいかも。
法皇軍(ポンディフィカル)の紋章付きボトル法皇の冠と鍵をシンボルとする「法皇軍の紋章」が付いた特製ボトルは、詰められたワインがシャトーヌフ・デュ・パプの生産者元詰であることを証明しています。このボトルは、1939年7月2日、オレンジ地方裁判所文書課に意匠登録されています。コート・デュ・ローヌ地方はブルゴーニュの南に位置し、葡萄畑は南北に流れるローヌ川流域に広がっています。北部と南部とでは気候も土壌も異なるため、造られるワインの種類は多彩ですが、全般的に日照量に恵まれているため、アルコール度が高くスパイシーな香りを持ち、重厚で力強いワインが造られます。地中海性気候の南部は、ローヌ河左岸が大きな丸石で覆われているため(右岸は小石と砂の混じった石灰質の砂岩土壌)、ワインは強さとスパイシーな風味を持ちます。