ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

■南部亭

2007-08-12 14:14:58 | 東京のレストラン

なんぶてい(フランス料理/日比谷)

*日比谷公園の隠れ家フレンチ

去る8/1(水)、食べ歩き仲間のスティーブ@茅ヶ崎氏とかおりんを誘って念願のディナー訪問。
当日は大噴水前で待ち合わせ、日比谷パレスで食前酒を1杯ひっかけて、園内をゆっくりと散策しながらの訪問となりました。

特別誂えの京瓦に漆喰の壁、手斧削りの天井の太い梁―。
日比谷公園の片隅にひっそりと佇む純和風の一軒家レストラン、その前身は昭和30年に当時の東京市長後藤新平氏の名を冠して誕生した蕎麦屋でした。
政財界人、文化人たちに親しまれながら、時代の変遷とともにフランス料理店へと生まれ変わったそうです。

店内の様子
現在では建築不可能といわれる日本家屋だけに、一歩足を踏み入れるとレトロな風情に心和みます。
大きな窓からはテラスが見え、狭いながらも開放的な雰囲気。
まるで古いお屋敷に招かれたような優雅な気分が味わえて、お料理が登場する前から大満足でした。



老舗特有の堅苦しさは微塵も感じられず、サービスは極めて家庭的。
とはいえ庶民的というわけではなく、しっかりときめ細やかな心遣いが行き届いています。
こぢんまりとした店舗ゆえの魅力と言えるかも知れません。

〓いただいたお料理〓
ワインは栓抜き料3,000円で持ち込みOK。またしてもスティーブ先生がお宝ワインを提供して下さいました。法皇軍(ポンディフィカル)紋章ボトル入りの「幻のローヌワイン」に敬意を表し、一番高い15,000円のコースをオーダー。



グラスシャンパン(1,400円)で「乾杯!」の後、ディナースタートです。ひとくちオードブルは鴨肉のパテを薄くスライスしたバゲットに乗せて。

前菜①
オマール海老と白桃のマセレ
サラダ仕立て、オニオンとシャンパンビネガーでサッパリと。

前菜②
フォアグラと人参のブイヨン
なんとフォアグラ、軽く燻製してあります。

前菜③
サーモンの冷製
オリーブオイルでやさしく火を入れてあります。

魚料理
鮑のソテーと雲丹のリゾット
パセリ風味。鮑は薄く粉をまぶしムニエルにしてあります。香ばしくて美味しい!


グラニテ               赤ワイン

涼しげな切子のグラスで供されたお口直しのグラニテは柚子風味。
ディナー2時間前に持ち込み抜栓済みのシャトー・ヌフ・デュ・パフもいい感じに開いてきて、メインの登場を待ちます。

肉料理
和牛フィレ肉のポワレをシェフお任せのソースで
ソースは赤ワインベースかな?甘酸っぱいフルーツの風味も感じられましたが、これが偶然にも某氏持込のシャトー・ヌフ・デュ・パフにバッチリ!これもフランス料理の醍醐味ですね。

デザート
ワゴンから好きなだけ。
私はチーズタルト、イチジクのコンポート、アイスクリームとソルベをチョイス。


カプチーノ(紅茶、エスプレッソ、カプチーノから選べます)とプチフール

なんだか想像以上に美味しくてビックリ!の完璧なコース料理でしたよ。
フランス料理でお馴染みの食材を使いながらも、料理法はシェフのオリジナリティに溢れています。
前菜3品のオマール、サーモン、フォアグラには驚きました。
旬の桃をデザートではなく料理に使ったり、フォアグラをスモークしてコンソメスープに入れちゃったり、サーモンは半生感が絶妙でした。鮑のムニエル?も斬新。リゾットと合わせている点も食べ易くて○。大きな声じゃ言えませんが、先月某店で感動した天然鮑を上回る一皿でした。

ワインの持ち込み料を含め1人約20,000円の支払い。満足度を思えば相当優秀なCPです。
コースのお料理は前菜、メイン、デザート全て単品でオーダー可。アラカルトも充実しているので、使い勝手が良さそうです。
食べきれなかったプチフールをお持ち帰り用に可愛くラッピングしてくれたり、細やかな心遣いもうれしい
メニューは季節ごとに変るとのことなので、秋になったら再訪したいですね。

南部亭
□11:30~14:00(L.O)
17:30~20:30(L.O)
□日・祝定休 
□駐車場あり 
□03-3591-1023
※幻のワインについては 次の記事 でじっくりと

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夕暮れ-Twilight-通信/070801 | トップ | 南部亭でいただいたワイン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京のレストラン」カテゴリの最新記事