*由緒ただしき徳川将軍家ゆかりの神社
なんと初詣です。
東照宮の総本社は日光ですが、徳川ゆかりの地あちこちに勧請され、その数は全国で500を超えるとか!
増上寺の壮大さに比べるとあまりにも地味ですが、なかなか風情のある佇まいです。
石畳を歩き、境内へ―。
増上寺の山門を出て、日比谷通りを歩くと、大きな広場(芝公園)があります。
少し先に「東照宮」と彫られた控えめの石燈篭が見えてきます。
明治初期の神仏分離のため、増上寺から分かれて芝東照宮となり、徳川家康を祀っています。
本殿両脇には葵紋の提灯が。
本殿前には葵紋の賽銭箱とオミクジがありました。
明治時代、芝一帯には旧皇族や宮家の邸宅が集中していたらしく、戦時中には集中的に空爆を受けました。
戦前に国宝とされていた本殿も、現在見られるものは昭和の再建です。
見事な紅葉の境内は秋一色に染まっていました。
高層ビルとも不思議な調和を。
東京都の木
東照宮創建時に徳川3代将軍家光が植えたという「手植え」の銀杏です。「東京都の木」として親しまれているこの大木は、樹齢350年と推定されています。ちなみに天然記念物。
■芝東照宮
港区芝公園4-8-10
03-3431-9658