昨日は結構華やかな花を中心にご紹介しましたが、もともとこの植物園は大学の研究施設を一般公開しているところ。
樹木を中心とした植物研究施設で、普通の植物園とはかなり趣が異なります。
小学生の時にも遠足で何回か訪れましたが、木々はそっちのけで、駆けまわって遊んだのを覚えています。
この歳になって木々の魅力に目覚め、定期的に通う場所になりました。
前置きが長くなりましたが、今日はそんな植物園で見た色々な木の姿を見ていただこうと思います。
最初はお馴染みのラクウショウの池から・・・
写真がイマ千ですが、木々の葉が少しずつ黄金色に変わってきているのがお分かりでしょうか。
この先にはユリノキ広場があります。子供のころ、お弁当を食べたところ・・・だったと思います。
今もこの広場で子供たち(とお父さん)が歓声を上げて走り回っていました。
ユリノキといえばあの台風で倒れてしまったユリノキの根の展示、どうなったでしょうか。
この間行ったときにはひこばえが生えてきて再生力に驚きましたが・・・
ありゃ~、ひこばえもですが、この木を栄養として沢山の草やキノコが生えてきていました。
植物ってやっぱりすごいですね。
ところ変わって、見学のメインルートに戻ってみます。
まずは常緑広葉樹見本園。
ここにはシイやカシ、タブノキやカゴノキなど、海岸から山まで色んな場所で生える常緑広葉樹が植えられています。
少し暗い感じのするこのゾーンで鮮やかなオレンジを見つけました。
ツブラジイにびっしりとオレンジ色のカワラタケのようなキノコが付いていました。
オレンジといえば、林床にもっと鮮やかなオレンジのキノコが・・・
ヒイロタケでしょうか。
少し進むと今度は落葉広葉樹林見本園が現れます。
こちら、左手の大きな木(クヌギです)にスズメバチが出没して、「近寄るな、危険!」になっていました。
道の右側の木々の植わった場所を通り抜けると、下に黄色の実が沢山落ちているのを見つけました。
一瞬銀杏と間違いそうになりましたが、独特の匂いはなく、実の表面もピカピカです。
なるほど、これはあの幸せの実、チャンチンモドキのフレッシュな実じゃないですか~
チャンチンモドキはすごく背が高い木なので、見上げても実のなっているところは見えません。
下を向いて実を探しながら歩いていると赤い実発見!
なんの実かな~
ズームでみてみると、モチノキでした。
モチといえば、こんなモチノキの仲間が・・・
シイモチです!
しいちゃん、見てくれてはりますか~^^/
モチつながりで、こんな花も・・・
モチツツジの迷い咲きです。毎年結構秋に咲くのを見かけます。
地味な林内に、ぼっとピンクの明りが点ったようで素敵です。
そろそろ門近くの芝生広場に戻りましょう。
・・・あまり意識したことがありませんでしたが、ヤシの影が素敵。
さて、私市植物園の駆け足木々特集、いかがでしたか?
なお、草本とまちがうような小さい木はここではご紹介しませんでした。
また、有名なメタセコイアは写真大失敗で、ご紹介できませんでした^^;
(つづく)
【撮影:2019年10月5日 大阪市大理学部附属植物園(私市植物園)】