今年は10月に入っても暑い日が続き、すっかり秋ということを忘れていましたが、台風を境に一気に秋が深まりました。
今日はそんな秋の木々を見ていただこうと思います。
本当は五感で感じていただきたいのですが、お示しできるのは目でみた姿だけ。
残りの匂い、味、音、触った感じなどは、皆様の想像力で補ってくださいませ~
どなたかが風情あるギンナンを投稿されていましたが、京都府立植物園のギンナンはその数で圧倒されます。
まだ地面に落ちる前から強烈な匂いが辺り一面に漂い、通りかかる人を足早にさせます・・・
雌木なので葉っぱはスカートタイプですね。
去年の台風被害を免れた木には遠目でもわかるくらい沢山の実が生っていました。
もう少ししたら、地面は落ちた実で埋め尽くされます。
ひろって利用しないのかな~
ということで、昨日のキンモクセイとは打って変わっていきなり強烈な匂いでスタートしました。
鼻を癒すために生態園に入ってみましょう。
やった!カツラの甘い香りが漂ってきています。やっぱり綿菓子屋さんそっくり。
あと少ししたら、姿も黄色く変身します。
余談ですが、駅前を歩いていたらどこからともなくカツラの香りが・・・
この辺のどこにカツラの木が? と思ってきょろきょろしたら、本物のケーキ屋さんがありました。
生態園の花たち、最初はあまり何も咲いてないように見えたので仕方なく苔とどんぐり。
ん? 意外と面白いやん。気に入りました。
もこもこの苔の感触が素敵です。
木の根元にはキノコの群れ。
何キノコがお分かりの方、教えてくださいませ~
大好きなあの実が生っていました。
クサギです。
雨で点々と泥が付いていましたが、やっぱりこの色合い独特でオシャレですね~
目に沁みそうに真っ赤な実が青空によく映えます。
樹名板をみると「ガビサンヤマボウシ」の文字がありますが、いわゆる常緑ヤマボウシだそうです。
常緑なのに紅葉するそうなので、今度いったら確認してきます。
閉園間近の17時前、遠目にも赤い実をみつけ思わずシャッターを切りました。
いったい何の木?
と思ったら、カジノキでした。この実の感じ、クワ科コウゾ属というのがよく分かります。
紅葉にはまだ早かったのですが、秋の風情に癒されました。
(つづく)
【撮影:2019/10/13 京都府立植物園】