あんなに降ってまだ降り足らないか~
と怒りすら覚えるほどの雨です。
本当に被災地の方にこれ以上の被害が及ばないよう祈るばかりです・・・
そんな中、淡々と咲いている花を見ていただければと思います。
京都府立植物園の特集の続きです。
京都府立植物園の生態園には昨日のアザミの仲間のほかにも、キク科の花が沢山。
今回一番うれしかったのはこちら。
カシワバハグマ(キク科コウヤボウキ属)です。
ちゃんと花を見たのは初めて。
なんと、コウヤボウキと同じ仲間でしたか。言われてみたら、花が少し似てるかも・・・
ちなみに、コウヤボウキの花の写真、一枚だけ見つかりました。
こんな感じ。細いこより状の花がちょっと似ていますね。
(2016/11/5 大阪市大理学部附属植物園)
カシワバハグマと言えば、綿毛の風情もキク科の中で上等の部類だと思います。
化粧刷毛に使えそう。
(2018/2/18 京都府立植物園)
さて他にはどんな花が見られたでしょうか。
まずはヒヨドリバナ属チーム!
フジバカマは最盛期のはずが、ほとんど台風で倒れていました。
写真は唯一立ち上がっていた花ですが、期待していたチョウは来ていませんでした。
バッタリ地を這うフジバカマ・・・
よく似た花ですが、葉が違う。
属の名前にもなっているヒヨドリバナです。野生でもあちこちでよく見かけます。
お次はシオン属のノギクチーム。
ヤマシロギク(イナカギク)です。
結構咲いていましたが、暗かったからかほとんどピンボケでした・・・
こちらは野生の花が紛れ込んだの?と最初思いましたが、ちゃんと名札がありました。
ノコンギクです。
咲き乱れている野生感が結構好きです。
属名にもなっているシオンも咲いていましたが、完全に寝転んでいたので写真を撮りませんでした。
背高さんにはキツイ風でしたね。
最後は華やかなこちらで。
コスモス(コスモス属)!
なんだか変な写真ですが、このくらいしか花が咲いていなかったのです。
コスモス花壇はほぼ花が皆無。
もう終わったのか、これから咲くのかも定かではありません。ちょっと寂しいですね。
これで二日にわたったキク科特集はおしまい。明日からはまた別の花をご紹介します。
今の時期は野生でもキク科だらけですね。
セイタカアワダチソウやセンダングサなど、超庶民的ですが、秋らしい風情はなかなかです。
(つづく)
【撮影:2019年10月13日 京都府立植物園】