10月は台風に大雨と、日本列島、特に関東甲信越・東北を中心に大荒れの月でした。
私の住む京都では、昨年ほどではありませんでしたが、週末ごとの雨に気が滅入る思いでした。
それでも気温は比較的高めで、植物にとってはいい気象だったのかもしれません。
例によって、草刈りなどで一瞬でなくなってしまった植物があった半面、粘り強く咲き続ける花、
新たに咲き始めた花など、結構沢山観察できました。
それでは、行ってみましょう!
〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様) ☆印は10月に今年初見 だったもの
・アオツヅラフジ
・アカカタバミ
・アキノノゲシ
先月花が咲き始めたかと思ったら、あっという間に綿毛が続々。
背が高いので、刈られてしまった株多数。
・アメリカセンダングサ ☆
近くに咲いているセンダングサはどれもコセンダングサと思っていたら、一か所だけアメリカさんでした。
総苞片がエリマキトカゲかエリザベスカラーのように花を取り巻いているのが特徴です。
・アレチヌスビトハギ
あの白い花が咲いていた公園、つるつるに草刈りされましたが、ひと月でもう新しい株が伸び、咲き始めました。
すごい生長力!
・イヌタデ
・イヌホオズキ
・エノキグサ
・オオイヌタデ ☆
ぼーっと見ていたらイヌタデより明らかに大きい花を発見。ぼーっとしていたので、写真を撮り忘れました。
・オシロイバナ
まだ綺麗に咲いていますが、そろそろわが家でも抜く時期になってきました。
・オニタビラコ
暗い場所のアスファルトの亀裂に咲いているので、いつも花が小さくてピンボケ・・・
たまたま撮った京都府立植物園の花をご紹介。こんなに綺麗なんだよ~
・オヒシバ
普通だったらまず写真に撮らない花。どうせだったらメヒシバも撮ればよかった・・・
・カタバミ
・カヤツリグサ
・クワクサ
綺麗なブドウ色に変わるとともに、花が咲いている株も発見!
蕾の写真が撮れたので一緒にご紹介。雌雄異花で、写真の花は雄花かな。
・コセンダングサ(花)☆
ついに咲き始めたと思ったら、あちこちに沢山・・・
アメリカセンダングサと違い、総苞が目立たずおとなしい印象です。
でも種になると、引っ付いて離れず、狂暴です。
・コニシキソウ
・コマツヨイグサ
涼しくなって、また元気を盛り返したようです。
・シロザ(花)
わが家の溝蓋の居候です(笑)
・スベリヒユ
・セイタカアワダチソウ
空き地定番。昔は花粉症の元凶と誤解、今は秋の風情がある花で、乾燥して入浴剤にするなど用途も増えています。
・セイヨウタンポポ
ほぼ年中無休。元気になる花。
・タマスダレ ☆
誰かが植えているのかと思っていましたが、最近ありえない場所にあちこちで咲いています。
足がないのに、どうやって増えるのか、いまだ謎です。
・チヂミザサ
・ツタバウンラン
サイズは小さくなっていましたが、ちゃんと咲いていました。
・ツユクサ
可愛いので毎月撮ってしまいます。お仲間のマルバちゃんは草刈りで全滅・・・
・トキワハゼ
・ニシキソウ
・ヌカキビ ☆
本当にこの名前か自信がありません。細くてはかない姿です。
・ノアサガオ
空き地に逸出して、完全に野生化。朝通りかかると、コマツヨイグサとのコラボがなかなか綺麗です。
・ノゲシ
・ハゼラン
・ハタケニラ
・ハマスゲ
・ヒメジョオン
草刈り後から、こちらもいち早く再生。ここでは比較的大きな花ですが、他の場所では花が小さくなりました。
・ヒメツルソバ
・ヒメムカシヨモギ
・ヒロハホウキギク
・ママコノシリヌグイ
・マメアサガオ
先月ご紹介した金網一面の花、あっという間に枯れてしまいましたが、ほんの少しだけ花が残っていました。
・マメグンバイナズナ
・マルバアメリカアサガオ
・マルバツユクサ 草刈りで今は全滅
・マルバルコウソウ こちらもなくなる時はあっという間・・・今はほぼ見えません。
・ミゾソバ ☆
通勤途中の水路にびっしり・・・
・ミズヒキ 駅前に自生・・・写真はピンボケ・・・
・メヒシバ
・メリケンカヤツリ
・ヤブガラシ
何度投稿しても、ミニろうそくのようなオレンジの花が可愛くて撮ってしまいます。
・ユウゲショウ
・ヨモギ(花)☆
紫色の花は意外と風情があります。
・ランタナ
あちこちで野生化しているランタナ、涼しくなって再び花盛り!
それにしても、ランタナを枯らしたなつみかんっていったい・・・
〇葉、芽のみ
・アカザ
・オカタイトゴメ
・ギシギシ
・カニクサ
・カラスノエンドウ ☆
遠目に花と間違えて近づいてみると、柔らかい葉に止まって、シジミチョウが休息中・・・
・カラムシ
・キツネノマゴ
・クズ すべて刈られ、今はわずかに残るのみ・・・
・コスモス
・スミレ
・チドメグサ
・ドクダミ
・ムラサキカタバミ
・メリケンカルカヤ
〇実、種、終わりかけ
・アメリカオニアザミ
・イヌホオズキ
・イノコヅチ
最近外出するともれなくズボンにイノコヅチの実が・・・
でもどこで付けたのか全く分かりません。
・エノコログサ
・オオバコ
在来のオオバコは粘り強くまだあちこちに生えています。
・オッタチカタバミ
あまりにも沢山実がついていたので、パチリ。
・カゼクサ
・キレハノブドウ(実)
なぜか住宅の空き地に一株だけ生えています。なかなか実が色付きません。
・コニシキソウの仲間
・コミカンソウ
・ススキ(穂)
・セイバンモロコシ
・チチコグサモドキ
・ナガエコミカンソウ(実)
外来種ですが、何度見ても細い柄についた実が可愛らしく、撮ってしまいます。
・ヘクソカズラ(ヤイトバナ、サオトメバナ)
・マメアサガオ(実)☆
一斉に枯れたと思った場所に、一斉に実が付いていました。
・ヤブガラシ(実)
ツヤツヤ漆黒の実を見つけると、つい撮ってしまいます・・・
・ヨウシュヤマゴボウ
以上、今月はのべ83種類。
多少の入れ替わりはあったものの、先月の83種類と全く同じ数でした。
こうやって見ると、まだまだ宇治には自然が残っていますね~
外来種も多いけど・・・
(おわり)