毎年のように河原を散策していると、この時期に何と出会えるか何となくわかってきます。
それほど派手ではないけれど、楽しみにしている花のひとつがこれ。
ベニイタドリです。別名メイゲツソウ。
タデ科ソバカズラ属。イタドリは普通白い花をつけますが時にこのように真っ赤な花をつけるものがあり、変種とされます。
イタドリは雌雄異株ですが、こちらは雌蕊が見えるので雌株のようですね。
律儀に毎年ここで咲いています。
こちらが普通の白。遠いから分かりにくいですが、雄株かな~
こちらは実になりかけのベニイタドリと、後ろには完全に実になった普通のイタドリ。
イタドリは在来種ですが、世界中に帰化して、なんと「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されているそうです。
日本在来の草で他に指定されているのは、おなじみクズと、エゾミソハギだそう。後者は意外!
河原を見回すと他にも紅白っぽい植物がちらほら・・・
ちょっと無理がありますが、こちら今年地元では初見のガガイモ(キョウチクトウ科イケマ属)です。
どこが紅白やねん・・・と思われるでしょうが。
赤(左)と白(右)。やっぱり無理?(笑)
それにしても、毛深いですね~
お次はおなじみのマメアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属)の紅白が並んで咲いていました。
河原はなぜか白優勢でしたが・・・
ホシアサガオを見つけました!
マメアサガオ(ピンク)によく似ていますが、筒の中の方が濃い赤になっているのと、葯が白いことで区別できます。
(マメアサガオの葯は赤紫色)
ますます無理やりですが、こんなのも・・・
そう、オオニシキソウです。トウダイグサ科トウダイグサ属。
花の周りをトリミングしてみると・・・ほら、白い花とまるで桃のような赤い実がみえるでしょう。
紅白ということで・・・
今日で宇治川特集最終回なので、もうちょっとだけオマケで白い花を・・
ねぼすけさんのキカラスウリの花。
ほとんどの花がもうしぼんで実になってきていました。
ラストは、初めて見ました、メリケンムグラ(アカネ科オオフタバムグラ属)。
アカネ科っぽい花です。
半分くらい実になっていました。
いかがでしたか?
これで今回の宇治川下流お散歩はおしまい。
また10月にも歩いてみます^^/
【撮影:2019/9/27 宇治川下流右岸】