なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

湿原へのアプローチ~山室湿原2020/9下旬(番外編)

2020-10-01 05:30:14 | 植物

今日は予告通り駐車場所から山室湿原の入口へ向かう途中で見かけた光景をご覧くださいませ。

車で行く以外の方法がないのに、途中の標識はほとんどありません。
でも、親切な人がブログなどで詳しく米原ICからのルートを書いてくださっているので、ほぼ迷わず行けました。
車は新幹線の高架下付近に縦列駐車で止めます。
この場所には4台くらいが限度ですが、それを超えることはあまりなさそうです。
高架下にあった看板・・・


「湿原までの緑の風」にワクワクしてきました。
高架下をくぐるとすぐに目に入ったのがこちら。ママコノシリヌグイです。
地元でもそうでしたが、今が花の最盛期なんでしょうね~
あちこちで沢山見かけました。花の透明感が素敵。


反対側には今年流行りのヤブツルアズキが沢山。もう細長い実が生っています。


そうそう、ヤブツルアズキとノアズキの見分け方で一番簡単なのは実の違いですが、実がない時は・・・
葉の形で見分けます。どちらも3出複葉ですが、ヤブツルさんの葉の小葉には切れ込みが見られます。


写真を撮っていると、「ゴー」という音が、
振り向くと、当然のことながら高架を新幹線が猛スピードで通過していきます。


近くにはマルバルコウソウも・・・


こんな道を進みます。突き当りが湿原です。


ふと田んぼと道の間を見ると、沢山の白いタデ科の花。ひょっとして・・・


沢山のサクラタデ(白)が咲いていました!


今年はまだ京都府立植物園でも見ていません。
花付きがとてもよく、日差しを浴びて元気いっぱいのサクラタデ群でした。


お隣にはもうアキノノゲシが咲いていました。
秋らしくていいですよね~


湿原まであと少し。少しずつ林っぽくなってきました。
そこはキツネノマゴとゲンノショウコ祭りです。
ゲンノショウコはどれも白。米原はもう白花圏なんですね~
そういえば、サクラタデも白花でした。


さらに進んで鹿よけの柵を抜け、また進むと初日の投稿でご紹介した看板のある入り口に到着です。
しっかり湿原を堪能して、帰路についたときに見かけた花。
ホツツジです。思いがけず沢山見られました。咲き始めのピンク色が可愛いです。


行きと帰りは当然同じ道を通るわけですが、不思議と行きでは見逃した花を見つけたりします。
クルマバナもその一つ。


綺麗に段々になり、花付きも良好。しかも結構沢山咲いていました。


田んぼは徐々に稲刈りが進んでいるようです。
遠くの新幹線がいいアクセントになっています。


駐車場所まで戻る少し手前に、こんな花を見つけました。
お久しぶりの、アキカラマツです。


ん?上の写真ではヨモギの葉が邪魔してアキカラマツ自体の葉がわかりませんね。
と思って撮った写真をもう一度見てみると・・・
ん?葉の上に乗ってるのは何? クサキリでしょうか・・・
アキカラマツの葉も写っていますね。ハギみたいな感じの3出複葉です。


車に乗り込み少し農道を走ったところで振り向くと、伊吹山が大きく見えました。
本当に近いです。
次に来るときは、伊吹山とセットで来ようと思います。


【撮影:2020/9/21  滋賀県米原市】

コメント (8)
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