深泥池まで走ってきた一番の目的はタヌキモでしたが、他にも見たかったあの花が・・・
そう、シロイヌノヒゲ(ホシクサ科ホシクサ属)です。
京都府立植物園でも小さい鉢に展示されていましたが、ここでは伸び伸び沢山咲いています。
それにしても、不思議な形の花ですね。
ホシクサというくらいで、上から見たら星のような形。
調べてみたら、小さい花の集合体で、中央に雄花が集まって、黒く見えるのは葯だそうです。
外側には雌花が集まっていて、花柱がひょろっと見えるそうですが、ピンボケ写真では全く分からず・・・
一番外のライオンのたてがみというか、星の瞬きのような部分が総苞片。
雌雄異花という点では違いますが、少しキク科の花につくりが似ていますね。
それにしても沢山咲いています。珍しい植物かと思っていたのですが、案外あちこちで見られるようです。
これで帰るのももったいないので、少しだけ池沿いの山道を歩いて見ることにしました。
おや、前にはなかった扉が・・・立ち入り禁止になったのかと思ったら、鹿よけでした。
扉を開けて入ると、いきなりシカの糞のお出迎えです。これは鹿よけが要るはずです。
のんびりと山道を進みます。
左手には、10万年以上前に形成されたという浮島が見えます。
下はミズゴケ層になっているそうです。
近寄ることはできませんが、カメラを目いっぱい望遠にして覗くと結構色々な植物が・・・
ヒメコウホネ(スイレン科コウホネ属)
やった!サワギキョウが咲いていました。
紅葉しているのはシソ科のようですが、何の花でしょうか・・・
シロイヌノヒゲに混じって咲いているサワギキョウ。
ミツガシワの葉が沢山見られました。4月頃に咲くそうなので見てみたいです。
一心に目を凝らしていたら、手前の方をすーっと通り過ぎる生き物・・・何?
まさかヌートリア?と思ったら、カルガモちゃんでした~
これから冬になると、池には冬の水鳥が沢山やってきます。
もう一度池の畔へ・・・
遠くに見えるのは・・・アオサギでした~
ほんの短時間でしたが、楽しめました。
ここの浮島の観察をしようと思うと、もっと望遠のカメラが必要です。
最後に名前の分からなかった植物を・・・
ご存じの方がおられたら教えてくださいませ!
→ミズオトギリと教えていただきました。べぃさん、ありがとうございました!
【撮影:2020/10/4 深泥池】