久しぶりに行ってきました、京都府立植物園!
今の時期は、お楽しみがいっぱい。
ワクワクしながら植物生態園に向かうと、やっぱり。
池の畔のフジバカマの近くに、人が集まっています。
私もそーっと近づくといました!
一頭だけでしたが、一心に蜜を吸うアサギマダラの姿が・・・
去年はタイミングが合わず(というか週末雨ばかりで)一度も見られず。
一昨年に数頭の乱舞を見て以来です。
この状態で全然動かず、周りの人たちもてんでにおしゃべりを始めたので、その場を離れました。
少しして人がいなくなったので、もう一度戻りました。
まだいました!
アサギマダラは春から夏にかけて北上して信州などの高原で繁殖します。
そして秋から冬にかけて、本州から九州、沖縄を通過し、台湾や中国まで渡って冬越しするそうです。
そんな2000kmを超える長旅を飛行機にも乗らずこのふわふわした優雅な蝶が行うなんて、だれが想像できるでしょう。
中継地の大分の姫島では海岸のスナビキソウに群がるアサギマダラの群舞がみられるそうで、そんな光景に出会ったら、まるで夢を見ているような気になるでしょうね~
話を京都に戻します。
京都府立植物園でもフジバカマに吸蜜に来るアサギマダラの姿が結構よく見られます。
ふわふわ飛ぶのは、幼虫時代に食べたガガイモ科(現キョウチクトウ科)の食草の毒が体にあるので、
捕食されないからだそうです。
こんな小さな美しいチョウにどれだけの生命の神秘が詰まっているのでしょう。
いつまでも元気な姿を毎年見せて欲しいです。
ということで、しばらく待ちましたが、これ以上の動きがなさそうなのでその場を離れました。
後はオマケ。
なぜかアサギマダラがよく来るのはこの場所のみ。他にもあちこちに植えられているのに・・・
その代わり、他のチョウが来ていました。
ツマグロヒョウモンの雌です。
同じ場所にアオスジアゲハもいましたが、忙しない動きにカメラが付いていきませんでした。
こちらはヒヨドリバナですね。やはりツマグロヒョウモンの雌です。
もうひとつ、私にとってのスペシャルな出会い・・・
夏に白いハスを撮った池の周りに人が大勢集まっています。
ひょっとして・・・やっぱり!
イロハモミジの枝に止まって獲物を狙っているカワセミでした~
多分皆さん開園と同時に来られてここで張り込んでおられるのでしょうね~
「待てない」なつみかんは少しだけ姿を見て満足して帰りました。
というより、自分のコンデジの連写の使い方が分からないので早々に諦めたというのが正解です(笑)
念願のアサギマダラは見られたし、おまけにカワセミまでちょこっと会えて大満足です。
【撮影:2020/10/3 京都府立植物園】