ということで、やってきました、深泥池!
京都府立植物園の水草展で思い出したあの花を見に・・・
深泥池は植物園の北山門から北東方向に約1km。15分足らずで到着です。
時間が遅めだったので全体に暗い印象ですが、池面に目を凝らすと・・・
咲いてた~
タヌキモ(タヌキモ科)です!
いっぱい咲いています!・・・って見えないか。
最盛期には、池全体が黄色く見えるくらい咲くそうです。
今は丸い葉で覆い尽くされていますが、これはジュンサイの葉だとのこと。
前に行ったときは、しゃくれ顎のような距が突き出した、外来種のオオバナイトタヌキモばかり見られました。
<参考:去年の10月に見たオオバナイトタヌキモ>
でも今回はどれも在来のタヌキモのようです。
水の下に見える紐のようなのが、タヌキモの茎で、根はありません。
タヌキモは食虫植物で、茎から出る葉の根元にある丸い袋にミジンコなどの水生生物を捕らえて食べてしまうそうです。
つまり、成長のための栄養分は水生生物から得ているのです。
今回水の中の茎は撮れませんでしたが、去年撮ったオオバナイトタヌキモの茎の写真がありました。
生態系を乱す外来種として陸地に駆除されていたところを撮ったものです。
印象ですが、オオバナイトタヌキモの方が茎が太くて丈夫そう・・・
よく見ると、その写真に黒や緑の小さい丸い粒が見えます。これが捕虫嚢のようです。
トリミングしましたが、見えますか?
次回は、華奢なタヌキモの茎も撮ってきたいと思います。
ここからはまた今回見たタヌキモの様子・・・
結構沢山の花。
フレアスカートのような花が可愛いですね。
絶滅危惧種でもある在来のタヌキモがまた沢山復活しているのが見られて良かったです。
【撮影:2020/10/4 深泥池】