わ~噛みつかれる!
大きく口を開けたような形が特徴のこの花、キバナアキギリ(シソ科アキギリ属)です。
アキギリ属は英語ではsalvia属。
そして、このキバナアキギリの学名は、Salvia nipponica。
その名の通り、日本固有のサルビアの仲間で、本州から九州に分布します。
少し前の写真ですが、もうちょっと分かりやすい写真を・・・
(2018/10上旬)
上の写真で、ぴろ~んと下に垂れ下がっている長い紫色の蕊が雌蕊。
上にぴゅっと突き出しているのが雄蕊だそうです。
そして、喉仏のように花の根元に見えている紫色の短い蕊っぽいのは、仮雄蕊。
花粉は出ませんが、どうも虫の目印になっているようです。
正面顔も結構面白いです。
仮雄蕊がよく分かりますね。
こちらもキバナアキギリ?
いえ、これはミツデコトジソウ(三手琴柱草)という和風な名前のサルビアの仲間。
キバナアキギリの変種で、葉の基部が横に張り出しているのが特徴です。
高知と鹿児島に自生するそうですが、どちらも絶滅危惧種・・・
ことしは、生育が悪かったようで、植物園では花を見ることができませんでした。
(2018/10上旬)
さて、噛みつき顔、もといサルビア属の色違い、アキギリです。
日本固有種で北陸から近畿に分布・・・と聞くと自生しているところを見たくなりますね~
深い紫色が京都っぽいです。
(2019/10中旬)
植物園にあったのはこの2種類ですが、しいちゃんちには白やピンクもありましたね~
私を忘れてるよ~
ザ・噛みつき顔のサルビア・ガラニチカくんに呼び止められました。
こちらは南米原産で観賞用に移入されました。
なんだか憎めません。
(2019/8中旬 宇治市)
シソ科の面々、まだ続きます。
こちらも、香りをかぐのを忘れてしまいました。
次回(来年?)の宿題にしたいと思います。
【撮影:特に断ったもの以外、2020/10/3 京都府立植物園】