今回の京都御苑、とにかくイカルに圧倒されたのですが、その他の鳥さんたちもちらほら。
特に、今出川御門から入って少し行った林の下にいたビンズイは・・・
え~こんなに近寄っても大丈夫なの?
前に行った時はいつも数羽~十数羽の群れで行動しており、少し人が近づくとささっと逃げてしまいました。
ところが、今回のビンズイちゃん、大胆なのか鈍感なのか・・・
私の前で天真爛漫にエサ取り。
ビンズイはセキレイ科タヒバリ属の留鳥です。
冬場は低地のマツ林などで小集団を作って採餌、初夏~夏には山の方に移動し繁殖します。
よく似た鳥にタヒバリというのもいますが、一番の見分け方はビンズイだけにある目の後ろ側の白斑。
他にも背中が緑がかっているのはビンズイ、という説明もありますたが、それは夏羽の話なんだそうです。
タヒバリは冬鳥なので夏に見かけたらビンズイで間違いないようですよ。
ちなみに、雌雄は同色なので見た目では見分けがつかないです。
ということで、もうワンポーズ。
まるでツグミの「だるまさんがころんだ」の「だ」ポーズですね。
ビンズイに遊んでもらっていましたが、あれ、別の鳥もいるようです。
歩道の端でごぞごぞ何かを食べている鳥さんたち。
カワラヒワ(アトリ科ヒワ属)です!
ボケていますが、普段は木の上で見ることが多いカワラヒワもこの季節には地面に下りるのですね。
ちなみにカワラヒワの雌雄、他の小鳥と同様色が濃いめなのがオス、薄い方がメスなんだそうです。
夫婦仲良しと聞いていますが、上の写真はどちらも黒っぽく見えるのでオスでしょうか。
おっと、近くにアトリ(アトリ科アトリ属)もいました!
こちらも冬になると地面で採餌派です。
昨日のイカル同様、大きな群れで食べている姿を見ることもありますが、今回は一羽だけ。
優しい顔はメスですが、地面と同化して、どこにいるのか分かりにくいです。
アトリとビンズイのツーショット
「ピンボケやんか!」とビンズイちゃんに叱られました。
最後にこちらを・・・なんの変哲もないハシブトガラス(カラス科カラス属)が松林を歩いています。
それがなんと突然、欽ちゃん歩きを始めました!
普通鳥は人のように交互に足を前に出して歩くウォーキングか、両足をそろえてぴょんぴょん飛ぶホッピング、
どちらかをするのですが、カラスは両方器用にできます。
それどころか、「欽ちゃん歩きもできる」そうなんです(「カラスは偉い」佐々木洋著 知恵の森文庫)。
まさか・・・と思っていましたが、ほんとにやってる場面に遭遇。
楽しそうでしたよ~
写真はピンボケですが、動画で撮ってお見せしたかったです。
(なお、この「カラスは偉い」という本、発行はかなり古いですが、今読んでも十分楽しめます。)
さて、残りの鳥たちはまた明日!
【撮影:2022/2下旬 京都御苑】