スプリングエフェメラルが咲く植物園、木々の花はどんな感じでしょうか。
球根ガーデン横から植物生態園に入ってすぐのところにあるミツマタ。
かなり前から蕾は付いていましたが・・・
ほんの数輪ですが、花が咲いていました!
まだまだ葉痕がウリのミツバウツギの横を通り抜け・・・
「今だけやから、見て行ってね!」
咲いているのではと目星をつけたところを回っていきます。
まずはオニシバリ(ジンチョウゲ科)。
他の木々が葉を落とす時期に青々した葉を茂らせて、早春に黄色い花を咲かせます。
夏に落葉、なので別名ナツボウズ。
日当たりのよい池の畔の花は、黄色く見えます。
鬼でも縛れる丈夫な枝だそうですが、だれか試した人はいるのでしょうか。
そういえば、大江山にも生えていたことを思い出しました。
ハチジョウキブシ(キブシ科)は蕾がかなり膨らんでいました。
今はもう咲いているでしょうね~
湿地エリアのクロヤナギ(ヤナギ科)
その名の通り、黒い花。ネコヤナギの突然変異なんですって。
丸い玉が沢山ついているのはアオモジの蕾です。
あれ、よく見ると開いている花もありますね。
絶滅危惧種のアマミアセビは、京都府立植物園で沢山育てられています。
全部の木に蕾が、そして少しずつ咲き始めていました。
普通のアセビよりかなり大振りです。
ウメやサクラはどうでしょうか。
2月下旬に行ったときはまだ2,3種類しか咲いていなかったウメ。
この時も2,3種類でした。
メタセコイアをバックに・・・
カワヅザクラを期待していたのですが・・・文字通り最初の一輪。
本場ではもう散る時期なのに、かなり遅いですね。
でも可愛いピンク色に癒されます。
最後は木ではありませんが、昨日のユキワリソウと対抗するかのように咲いていたクロッカスです。
球根ガーデンでこの時期目立っています。
クロッカスは南ヨーロッパに自生するそうで、現地では春のお花畑のようになるそうです。
まさにスプリングエフェメラルですね!
あと1回だけ、京都府立植物園にお付き合いくださいね。
【撮影:2022/3中旬 京都府立植物園】